2016年、鹿児島と北海道それぞれの地で蒸留を開始したマルス津貫蒸溜所と厚岸蒸溜所。気候風士が全く異なるこの二つの蒸溜所は、2018年に互いのモルト原酒を交換し、それぞれの地で熟成を始めました。
このボトルは、マルス津貫蒸溜所で熟成させた「津貫」「厚岸」二つのモルト原酒をヴァッティングしたブレンデッドモルト、ジャパニーズウイスキーです。同時期に遠く離れた地でポットスチルに火を灯した、津貫と厚岸の協演をどうぞお楽しみください。
Bar restaurant located in Kita-Shinchi, Osaka
アイラ島9番目の新蒸溜所「アードナッホー」からオフィシャルボトル!
今回のファーストリリースは80%がバーボン樽、残り20%がシェリー樽で5年間熟成。
現地で一番最初にボトリングされるロットを航空便で輸入された「初物」です。 ファーストリリースの中の「ファーストボトリング」を、いち早くお楽しみ頂けます。 裏ラベルに現地での瓶詰日を記載した特別仕様となっています。
同蒸溜所のオーナーであるハンターレイン社はオールド・モルト・カスク(OMC)やオールド&レア等のボトラーとして知られ、また近年ではスカラバスやジャーニーシリーズといったモルトウイスキーで人気を博しておりますが、代表であるスチュワート・レイン氏は若かりし頃にブルイックラディ蒸溜所で働いており、当時よりアイラ島への愛と情熱を持ち続けていました。 2013年、スチュワート氏は息子であるアンドリュー氏、スコット氏とハンターレイン社を設立し、「自分たちの手でウイスキーを作る」という長年の夢に向かって動き出します。そして紆余曲折の後、彼らは2015年にアイラ島の北東部、アードナッホー湖畔にある土地を購入し、2016年後半には蒸溜所の建設に着手、2018年10月に蒸留を開始しました。
正式なリリース前より、日本を含む世界中から多くの見学者に訪れ、そしてスコットランド随一と言える、その美しい景観に魅了されています。
霧の満ちたトンネルの中で熟成した、戸河内の環境を体現しているかのような輝きと香りを放つウイスキー「シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内 MISTY(ミスティー) STILLMAN’S SELECTION」
≪霧をまとう樽で熟成した戸河内の自然を魅せるウイスキー≫
広島北西部の山の奥深く、幻想的な霧が立ち込める戸河内トンネルで、SAKURAO DISTILLERYのウイスキーは熟成の時を重ねています。樽のフープが切れそうなほど錆び、樽には過酷といえる環境で熟成されたウイスキーは、特有の味わいと香りを魅せます。そして、霧に満ちた戸河内トンネルの中で、戸河内の環境を体現しているかのような輝きと香りを放つウイスキー樽を見つけました。スティルマンが繊細な感性で優れたモルト原酒を選んだ「シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内 MISTY STILLMAN’S SELECTION」。幻想的な戸河内の環境を象徴するウイスキーをお届けします。
《戸河内貯蔵庫とは》
県下最高峰の恐羅漢山や深入山、国の特別名勝・三段峡など、豊かな森林と清流が織りなす色彩、景観の美しさが際立つ安芸太田町戸河内。そんな山あいの、かつて鉄道用として使われていたトンネルを利用しているのが戸河内貯蔵庫です。トンネルの中は四季を通して冷涼な気温を保ち、樽のフープが錆びるほどの高い湿度。霧が立ち込めるトンネルの中でウイスキーは熟成を重ねていきます。
《STILLMAN’S SELECTIONとは》
海と山自然に恵まれたSAKURAO DISTILLERY。おだやかな瀬戸内海の潮風が届く桜尾貯蔵庫と中国山地の懐深く森林と清流に囲まれた戸河内貯蔵庫ではその環境の違いにより様々な原酒を生み出すことができます。100年以上の蒸留技術を受け継ぎ、数多な原酒をテイスティングしてきたスティルマンが繊細な感性で優れたモルト原酒を選び抜きました。ゆるやかに立ち上がるも、口に含んだ瞬間に広がるエステリーなフルーツの香りはスティルマンがこだわるSAKURAO DISTILLERYの原酒の特徴。スティルマンの信念と伝統が紡ぐ唯一の味わいを皆様にお届けします。
■テイスティングノート
色/明るい琥珀色
香り/バナナ、オレンジ、リンゴ、若草
味わい/アップルパイ、シュークリーム、ジャスミンティー
フィニッシュ/バニラや果物の甘みと清々しい香りが織りなす爽快な余韻が長く続く。
メゾン アンリ・ジローが17世紀初頭、シャンパーニュのアイ村にブドウ畑を手に入れて約400年がたちました。上質なブドウを産出する畑は現在、12代目当主クロード・ジローに受け継がれ、年間25万本と少量ながら、アイ村のブドウの特性を生かしたシャンパーニュが丁寧に作られています。
2002年、シャンパーニュ地方にとってきわめて素晴らしいブドウが収穫された年に、アンリ・ジローは新たな挑戦を行いました。それがこのアルゴンヌの森の樫樽に今まで以上にこだわったシャンパーニュ「ARGONNE アルゴンヌ」。アルゴンヌとは、シャンパーニュ地方にある樫の木の森のことで、アンリ・ジローは1625年の創業以来、このアルゴンヌの樫の木で造られる樽を使って、シャンパー ニュを仕立ててきました。
今はもちろん、数年後でも楽しめるよう、長く保存できるワインの特性をすべてそなえている驚くべき品質は、経験豊かなシャンパーニュ愛好家だけではなく、上質のワインが好きな人をも魅了する味わいとなっています。
アンリ・ジローの最上級キュヴェ、アルゴンヌは、アイ村の⾃社畑のブドウを100%使⽤し、アルゴンヌの森のオークの新樽100%で発酵・熟成させています。
砕いたアーモンドや焦がしバター、レモンのコンフィ、アプリコット、ミント、プラリネ、ホワイトチョコレートにわずかにセージのニュアンスがあり、活気がありながら同時にシルキー。繊細で微妙なニュアンスを持ち、陰影を感じさせます。凝縮された複雑なアロマを楽しむにはボリュームのあるグラスで少し高めの温度がオススメ。栗やキノコを使った前菜やジビエ料理などにも合わせていただけます。
生産本数約6,000本。アンリ・ジロー社ではこちらのキュヴェの販売数と同じ数だけアルゴンヌの森に植樹をする保護活動を行っています。
ピノ・ノワール 90% シャルドネ 10%/ アルゴンヌ産樫樽にて発酵、熟成。瓶内熟成6年。フロントラベルには、ドイツ人金細工師 ウヴェ・シエファーの金箔があしらわれ、専用ギフトボックスは、アルゴンヌ産の樫の木を使用しています。
ブドウの優良年のみのリリースの為、過去には2002年、2004年、2008年、2011年、2013年とこの2014年の計6回しか造られていない貴重なシャンパーニュです。
アイラ島で毎年5月最終週から6月第1週にかけて開催されるウイスキー・フェスティバルに合わせ、世界中から集まる熱心なモルトファンに向けて日替わりで各蒸留所を開放する「オープン・デー」の トリを飾るのが、毎年6月第1週土曜日に行われる「アードベッグ・デー」。2012年からは、アイラ島だけでなく世界中の熱狂的なアードベッグファン‟アードベギャン”をはじめとしたモルトファンとともにアードベッグで乾杯する「アードベッグ・デー」を、世界各地で同時開催しています。
2023年のアードベッグ・デーを祝って誕生したスペシャルリリースは、これぞアードベッグの探求心と言わんばかりの発想から生まれた注目のボトル。アードベッグらしい究極にスモーキーながらも繊細な味わいのバランスを保つ要だったピュリファイアー(精留器)なくして生まれた驚きの限定品は、スパイシーで温かみを感じる口当たりです。ビタースイートな風味がはじけ、麻酔にかかったようなセンセーショナルで力強い余韻がその後に続きます。またの名を無敵のアードベッグ。一杯いただかないわけにはいかない逸品となりました。
さらに、アードベッグのファンクラブである「アードベッグ コミッティー」メンバー限定のECサイトで、カスクストレングス*の限定ボトル「アードベッグ ヘビー・ヴェーパー コミッティーリリース」を4月18日(火)正午より発売いたします。「アードベッグ コミッティー」とは、アードベッグをこよなく愛するファンのために発足した会費無料のファンクラブで、20歳以上であればどなたでもオンラインでメンバー登録可能です。ご登録後には、蒸留所からの最新ニュースをお届けします。
これまでの常識を覆すような発想で誕生した「アードベッグ ヘビー・ヴェーパー」。ピュリファイアー(精留器)の存在なくして究極のバランスは生み出されるのか?その答えがこのウイスキーの中にあります。ぜひこの機会にお試しください。
カスクストレングス:蒸留後に加水作業を行わずにボトリングされたウイスキーのこと。通常、加水を行うことでアルコール度数が40%前後に調整されるが、カスクストレングスはアルコール度数が50~60度と高くなり、原酒が持つ強みを存分に生かしたウイスキーとなる。
2023年のアードベッグ・デーを祝って誕生したスペシャルリリースは、これぞアードベッグの探求心と言わんばかりの発想から生まれた注目のボトル。なんと今回は、強烈にスモーキーながらもフルーティな味わいのアードベッグのバランスを保つ要であった、ピュリファイアー(精留器)を使わない方法で製造されました。製造責任者ビル・ラムズデン博士によると、蒸溜プロセス中の最も重い蒸気を上昇させ、それを集めて熟成、ボトリングしたとのこと。
重い蒸気が立ち上り、濃厚で芳香なスモークと、刺激的な土の香りが肺を満たします。味わいには石炭のほこり、シャープなペパーミント、カルダモン、ダークチョコレート、ユーカリのノートが感じられます。フィニッシュにはアニスシードとシナモンパウダーが広がりメントールの香りがうっすらと残ります。ヘビーヴェーパーの発売に際してビル・ラムズデン博士は、「アードベッグでは精溜器が欠けていることは前例のないことです。このユニークな方法で蒸留することで、アードベッグの風味や性格がどのように変化するか、私は常に試してみたいと思っていました。
さあ、アードベッグファンのみなさんにも試してもらう時がきました。これは、アードベッグの崇高なバランスが最も素晴らしい方法で崩れた、まさに魅惑的なドラムです」と述べました。アードベッグ コミッティーでは4月18日(火)正午よりカスクストレングスの限定ボトル「アードベッグ ヘビー・ヴェーパー コミッティーリリース」も販売されるようです。
アイラ島で毎年5月最終週から6月第1週にかけて開催されるウイスキー・フェスティバルに合わせ、世界中から集まる熱心なモルトファンに向けて日替わりで各蒸留所を開放する「オープン・デー」のトリを飾るのが、毎年6月第1週土曜日に行われる「アードベッグ・デー」。
2012年からは、アイラ島だけでなく世界中の熱狂的なアードベッグファン‟アードベギャン”をはじめとしたモルトファンとともにアードベッグで乾杯する「アードベッグ・デー」を、世界各地で同時開催しています。
富士御殿場蒸溜所のモルトウイスキー、グレーンウイスキーのみでブレンドされたシングルブレンデッドウイスキー。30年以上熟成した歴史ある原酒に加え、赤ワイン樽、ビール樽で熟成し御殿場原酒の特長を伸ばしたチャレンジ原酒等をブレンド。現在の富士御殿場蒸溜所の特長を最大限活かした特別な限定品。
【トップノート】
カスタード、ダークチョコレートの甘く凝縮した香りの中に、長期熟成ならではの香木を想わせる香りが仄かに立ち上る甘い熟成香の後には、ダークチェリーや、熟したイチゴのような赤い果実に黄桃、アプリコットのフルーティな香りが感じられる。
【パレート】
口中では、長熟シェリーを想わせる香りや、ライ麦パンのような香ばしくスパイシーさが心地よく、仄かに金木犀やライチのようなフローラルさも感じられる。
【フィニッシュ】
程よい甘味と酸味の後に、心地よいウッディさと熟した果実の香りの余韻が長く続く。
約50年の歳月をかけて磨かれた富士の伏流水、冷涼な気候と年間を通じて発生する霧、裾野の森林に浄化された空気。
富士御殿場蒸溜所でつくられる原酒たちは、富士の雄大な自然の息吹を、その香りと味わいに溶け込ませながら、静かに目覚めの時を待っています。
1973年の操業開始以来、スコッチ・アメリカン・カナディアンという世界の代表的なウイスキー製造技術を導入し、キリンの培ってきた醸造技術ときめ細やかなノウハウを融合させ、日本の気候・風土に根差した独自のウイスキーづくりを続けています。
富士山のふもとで育まれた、清らかな中にひろがる果実や花を想わせる複層的で華やかな香り。「美しい」味わいのウイスキーをぜひお愉しみください。
「富士」ブランドでのシングルブレンデッド商品として発売する記念すべき第一弾、2022年の渾身の作として、数量限定でシングルブレンデッド富士 2022マスターピースという作品を創りました。 モルトウイスキーは富士御殿場蒸溜所を代表するバーボン樽熟成のフルーティなタイプを中心に、長期熟成原酒、赤ワイン樽、ビール樽など、特殊樽と呼んでいる、彩とりどりな香味特長を持つ原酒を使用しています。グレーンウイスキーは富士御殿場蒸溜所が誇る3つの蒸留方式でつくり分けた味わい豊かでそれぞれに特長のある原酒群の中から、長熟の“バッチ式ミディアムグレーン”と華やかな果実香のヘビーグレーンを使用。 富士御殿場蒸溜所ならではの原酒特長を最大限に活かすため、30年以上熟成し、富士の自然の息吹がふんだんに溶け込んだ原酒をはじめ、多彩な原酒をブレンドしています。
個々の原酒特長が鮮やかにあらわれながら、非常に調和のとれた心地よい味わいを目指し、テストブレンドを繰り返して創り上げました。 長期熟成原酒由来の甘く複雑で深淵な熟成香と共に、何層にも感じられる熟した果実香、その中に垣間見えるフローラルさやスパイシーさも心地よい、彩り豊かな香味の協演をお愉しみください。 新しいカテゴリーを創り出したパイオニアとして、国際的な業界誌 ウイスキーマガジン最新号(2022年3月号)で取り上げられたシングルブレンデッド富士 2022マスターピース。シングルブレンデッドとは、富士御殿場蒸溜所でつくられたモルトウイスキーとグレーンウイスキーだけをブレンドした商品です。我々はこれまでも同じスタイルのものはつくってきていましたが、2021年のジャパニーズウイスキーの定義化を受けて、改めて世界でも稀なこのスタイルを「シングルブレンデッド」という新しいカテゴリー名として提案し、ウイスキー業界で正式に認められました。
仕込から蒸留・熟成・ボトリングまでの全ての工程を同じ蒸溜所でおこなった、ブレンデッドウイスキーとしては世界でも稀有な商品であり、これが“パイオニア“と称された所以です。シングルブレンデッド富士 2022マスターピースは、まさに、富士山のふもとで育まれた世界的にも希少なブレンデッドウイスキーなのです。
Lucy Margaux
料理人としてホスピタリティ・マネジメントのキャリアをスタートさせたアントン・ファン・クロッパーですが、10年以上に渡るその経験の中で多くの偉大なワインに出会い感化されたことから、自らの手でブドウ造りをする意思を固めました。アデレード大学で醸造学と農業科学を学び、首席で大学を卒業し学位を取得しました。
大学卒業後はしばらく世界中を旅しながら、ドイツ、ニュージーランドそしてアメリカのオレゴン州でワイン造りに携わりました。幸運なことにワイン造りに対する概念を打ち破るような機会を与えてくれた多くのワインメーカーと働くことが出来、オレゴンのドメーヌ セリーヌで働いていた頃には、偉大なワインとは、ブドウが生まれ育った環境や畑の声を表現するもので、その表現を損なうような醸造からは退屈なワインしか生まれないという考えに至っていました。アントンは優れたワインメーカーはブドウ畑の一区画毎の違いや声に耳を傾け、熟知していなければならないと思っているのです。
アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー・マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。
ルーシー マルゴーはアントン ファン クロッパーが愛娘ルーシー マルゴーの名前を冠して設立したワイナリーです。元シェフにしてアデレード大学醸造科の主席レベルで卒業した天才。彼が生み出すワインは現在オーストラリア国内に留まらず世界中でセンセーションを巻き起こしています。糖度計やその他の機械類で測定された数値には一切頼らない彼のワイン作りはシンプル。収穫期には毎日10kg近くブドウを食べるという程に果実の味わいから齎されるインスピレーションこそが彼のワインのスタイルを決定するのです。収穫されたブドウは全て野生酵母で発酵。温度コントロールも行わない為に出来上がるワインは毎年味わいが違います。加えて毎年収穫されるブドウの味わいによってブレンドやキュヴェを作り変える為に、同じスタイルのワインが殆ど作られません。補酸も補糖も行いません。清澄剤やエンザイムといった添加物も一切使用しません。醸造中はSO2も一切使用しませんが、ボトリングの際には0ppm~20ppmの極僅かな量だけSO2を使用します。彼のスタイルはあくまで「あるがまま」。ワインを飲むと彼の奇人的外見とは裏腹に、ピュアで身体に染み入る様な優しさが印象的です。
果実は全房プレスされ、680リットルの表面をガラス化したセラミック・エッグで発酵させ、澱の上(シュール・リー)で熟成させます。ワインはフリーランジュースのみです。アルコール度数12.0%。
アルコール度数10.5%で、軽いボディー。レッドチェリーやハイビスカスの香り、クランベリーような味わい、そして、フレッシュな酸味のある大人のグレープジュースです。ルーシーマルゴーのアントン・ファン・クロッパー氏が得意とするピュアな果実感が表現されたピノノワール。
発酵前に全房のブドウを足踏みし、その後、浸漬したブドウを2000Lのオーク製発酵槽に入れ、1日1回3週間優しく足踏みしました。ワインはプレスされ、800Lの卵型のアンフォラで熟成されました。
セメタリーブロック農園は、南オーストラリア/アデレードヒルズのピカデリーヴァレーの麓にあり、沖積黒砂土の土壌でブドウの木は長梢剪定されています。この農園はJenny Griggs氏とJames Griggs氏によって運営されており、彼らは6代目にあたります。
26年の時を経て遂に復活なった、スコットランドはローランドのローズバンク蒸留所の記念すべきセカンドリリース、31年熟成が入荷いたします。1840年にジェームズ・ランキン氏によって創設されたローズバンク蒸留所はローランドの王様とも呼ばれていましたが、残念ながら1993年に当時のオーナーであるUDV(現ディアジオ)社によって閉鎖されてしまいました。その後建物が歴史的建造物に指定され、また不運にも蒸留器とマッシュタンが盗まれるという惨事にも見舞われたため、手つかずのままでした。
そんな中、遂に2017年にイアンマクラウド社が建物と土地の買収を成功させ、その後ブランド権及び樽在庫の買い取りにも成功しました。同社の社長であるレナード・ラッセル氏は「最良のウイスキーであるローズバンクを再興させることはまさに私の夢であり、誇りに思います。昔のローズバンクを再現することが出来るまで、新生ローズバンクはリリースしません。それは長い年月をかけた遺産づくりとなります」と語っています。
記念すべき第二弾となる今回の31年熟成は、蒸留所閉鎖前の貴重な長期熟成品で、古き良きローズバンクの特徴であるスムースさを最も持ち合わせている樽を選び出し48.1%で瓶詰めされ、6,000本が全世界で発売されました。使用している樽は約6割がリフィルシェリー樽、約4割がリフィルバーボン樽です。
香りはシトラス、レモングラスにコリアンダーシード、クローヴにソフトなバニラとアーモンドの砂糖漬け。味は長期熟成ながら素晴らしくライトでフレッシュ、ミントやカモミールにレザー、ベリーにバナナのパン、フィニッシュは長く、より甘くなり、ピーチやオーク、ハーブ。
前作のNIKKA DISCOVERYシリーズ”第2弾(余市アロマテックイースト・宮城峡アロマテックイースト)からおよそ半年。“NIKKA DISCOVERYシリーズ”は、2024年に創業90周年を迎えるニッカウヰスキーが保有する多様な原酒や、原材料や発酵などの製造工程によるウイスキーのつくり分けの歴史が生み出す奥深さに焦点を当てたシリーズです。
1963年にニッカウヰスキーがグレーンウイスキーを製造することを目的に「カフェ式連続式蒸溜機」をニッカウヰスキー西宮工場に導入(1999年に宮城峡蒸溜所へ移設)後、2023年で60周年を迎えることから、ニッカウヰスキーが保有する“グレーンウイスキーの多様性”に着目し開発されました。公式では抽選販売などについては特に言及されておりません。販売本数は国内10,000本、海外10,000本。
仙台・宮城峡蒸溜所のカフェ式連続式蒸溜機でつくられたカフェグレーンが、基軸となります。そこに、ニッカウヰスキーが持つ九州・門司工場とさつま司蒸溜蔵で密かにつくられ育まれてきた2つの大麦グレーン原酒とコーン・ライ麦原酒が、新しい個性として加わりました。
さらに、宮城峡蒸溜所のカフェモルト、竹鶴政孝が自らカフェ式連続式蒸溜機の導入に携わった西宮工場で生まれ、長く熟成を重ねた稀少な2種の原酒をブレンド。まろやかで深みある甘さの中に爽やかなスパイシーさが漂う、グレーンウイスキーを形づくりました。これまでのニッカウヰスキーでは成し得なかった、多彩な香りと味わいが生み出すイノベーションです。
北海道・余市で第一の蒸留所をスタートさせてから約30年。 「異なる蒸留所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴政孝にとって、第二の蒸留所はどうしても必要でした。 竹鶴が選んだ地は仙台・宮城峡。広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷。竹鶴は初めてこの地を訪れた時、新川の清流で持っていたブラックニッカを割って飲み、味わいを確認。その場で蒸留所建設を決定したと言われています。 宮城峡蒸溜所が誇るのが「カフェ式連続式蒸留機」。 導入当時、すでに旧式とされていた蒸留機です。旧式だからこそ雑味となる成分が残りやすいのですが、技術によってそれを原料本来の香りや甘みに変えることができるため、竹鶴はあえてこの旧式蒸留機を選びました。宮城峡蒸溜所では、今なお竹鶴の情熱を受け継ぐ人々がウイスキーのおいしさを求め、さまざまな試みを続けています。