モートラック30年 350本限定

モートラック30年

ファンの多いスペイサイドモルトのモートラック、350本限定の30年物が入荷致しました。かなり希少なボトルですので、残念ながら味見はまだしておりませんが、かなりの逸品だと確信しております!

ARGONNE 2014 / HENRI GIRAUD

ARGONNE 2014 / HENRI GIRAUD

メゾン アンリ・ジローが17世紀初頭、シャンパーニュのアイ村にブドウ畑を手に入れて約400年がたちました。上質なブドウを産出する畑は現在、12代目当主クロード・ジローに受け継がれ、年間25万本と少量ながら、アイ村のブドウの特性を生かしたシャンパーニュが丁寧に作られています。

2002年、シャンパーニュ地方にとってきわめて素晴らしいブドウが収穫された年に、アンリ・ジローは新たな挑戦を行いました。それがこのアルゴンヌの森の樫樽に今まで以上にこだわったシャンパーニュ「ARGONNE アルゴンヌ」。アルゴンヌとは、シャンパーニュ地方にある樫の木の森のことで、アンリ・ジローは1625年の創業以来、このアルゴンヌの樫の木で造られる樽を使って、シャンパー ニュを仕立ててきました。

今はもちろん、数年後でも楽しめるよう、長く保存できるワインの特性をすべてそなえている驚くべき品質は、経験豊かなシャンパーニュ愛好家だけではなく、上質のワインが好きな人をも魅了する味わいとなっています。

凝縮された複雑なアロマを楽しむ

アンリ・ジローの最上級キュヴェ、アルゴンヌは、アイ村の⾃社畑のブドウを100%使⽤し、アルゴンヌの森のオークの新樽100%で発酵・熟成させています。

砕いたアーモンドや焦がしバター、レモンのコンフィ、アプリコット、ミント、プラリネ、ホワイトチョコレートにわずかにセージのニュアンスがあり、活気がありながら同時にシルキー。繊細で微妙なニュアンスを持ち、陰影を感じさせます。凝縮された複雑なアロマを楽しむにはボリュームのあるグラスで少し高めの温度がオススメ。栗やキノコを使った前菜やジビエ料理などにも合わせていただけます。

生産本数約6,000本。アンリ・ジロー社ではこちらのキュヴェの販売数と同じ数だけアルゴンヌの森に植樹をする保護活動を行っています。

セパージュ

ピノ・ノワール 90% シャルドネ 10%/ アルゴンヌ産樫樽にて発酵、熟成。瓶内熟成6年。フロントラベルには、ドイツ人金細工師 ウヴェ・シエファーの金箔があしらわれ、専用ギフトボックスは、アルゴンヌ産の樫の木を使用しています。

ブドウの優良年のみのリリースの為、過去には2002年、2004年、2008年、2011年、2013年とこの2014年の計6回しか造られていない貴重なシャンパーニュです。

アードベッグ ヘヴィー・ヴェイパー

アードベッグ ヘヴィー・ヴェイパー

アイラ島で毎年5月最終週から6月第1週にかけて開催されるウイスキー・フェスティバルに合わせ、世界中から集まる熱心なモルトファンに向けて日替わりで各蒸留所を開放する「オープン・デー」の  トリを飾るのが、毎年6月第1週土曜日に行われる「アードベッグ・デー」。2012年からは、アイラ島だけでなく世界中の熱狂的なアードベッグファン‟アードベギャン”をはじめとしたモルトファンとともにアードベッグで乾杯する「アードベッグ・デー」を、世界各地で同時開催しています。

2023年のアードベッグ・デーを祝って誕生したスペシャルリリースは、これぞアードベッグの探求心と言わんばかりの発想から生まれた注目のボトル。アードベッグらしい究極にスモーキーながらも繊細な味わいのバランスを保つ要だったピュリファイアー(精留器)なくして生まれた驚きの限定品は、スパイシーで温かみを感じる口当たりです。ビタースイートな風味がはじけ、麻酔にかかったようなセンセーショナルで力強い余韻がその後に続きます。またの名を無敵のアードベッグ。一杯いただかないわけにはいかない逸品となりました。

さらに、アードベッグのファンクラブである「アードベッグ コミッティー」メンバー限定のECサイトで、カスクストレングス*の限定ボトル「アードベッグ ヘビー・ヴェーパー コミッティーリリース」を4月18日(火)正午より発売いたします。「アードベッグ コミッティー」とは、アードベッグをこよなく愛するファンのために発足した会費無料のファンクラブで、20歳以上であればどなたでもオンラインでメンバー登録可能です。ご登録後には、蒸留所からの最新ニュースをお届けします。

これまでの常識を覆すような発想で誕生した「アードベッグ ヘビー・ヴェーパー」。ピュリファイアー(精留器)の存在なくして究極のバランスは生み出されるのか?その答えがこのウイスキーの中にあります。ぜひこの機会にお試しください。

カスクストレングス:蒸留後に加水作業を行わずにボトリングされたウイスキーのこと。通常、加水を行うことでアルコール度数が40%前後に調整されるが、カスクストレングスはアルコール度数が50~60度と高くなり、原酒が持つ強みを存分に生かしたウイスキーとなる。

⁡2023年のアードベッグ・デーを祝って誕生したスペシャルリリースは、これぞアードベッグの探求心と言わんばかりの発想から生まれた注目のボトル。なんと今回は、強烈にスモーキーながらもフルーティな味わいのアードベッグのバランスを保つ要であった、ピュリファイアー(精留器)を使わない方法で製造されました。製造責任者ビル・ラムズデン博士によると、蒸溜プロセス中の最も重い蒸気を上昇させ、それを集めて熟成、ボトリングしたとのこと。

⁡重い蒸気が立ち上り、濃厚で芳香なスモークと、刺激的な土の香りが肺を満たします。味わいには石炭のほこり、シャープなペパーミント、カルダモン、ダークチョコレート、ユーカリのノートが感じられます。フィニッシュにはアニスシードとシナモンパウダーが広がりメントールの香りがうっすらと残ります。ヘビーヴェーパーの発売に際してビル・ラムズデン博士は、「アードベッグでは精溜器が欠けていることは前例のないことです。このユニークな方法で蒸留することで、アードベッグの風味や性格がどのように変化するか、私は常に試してみたいと思っていました。

さあ、アードベッグファンのみなさんにも試してもらう時がきました。これは、アードベッグの崇高なバランスが最も素晴らしい方法で崩れた、まさに魅惑的なドラムです」と述べました。アードベッグ コミッティーでは4月18日(火)正午よりカスクストレングスの限定ボトル「アードベッグ ヘビー・ヴェーパー コミッティーリリース」も販売されるようです。

アードベッグ・デーとは

⁡アイラ島で毎年5月最終週から6月第1週にかけて開催されるウイスキー・フェスティバルに合わせ、世界中から集まる熱心なモルトファンに向けて日替わりで各蒸留所を開放する「オープン・デー」のトリを飾るのが、毎年6月第1週土曜日に行われる「アードベッグ・デー」。

2012年からは、アイラ島だけでなく世界中の熱狂的なアードベッグファン‟アードベギャン”をはじめとしたモルトファンとともにアードベッグで乾杯する「アードベッグ・デー」を、世界各地で同時開催しています。

シングルブレンデッド富士 2022マスターピース

シングルブレンデッド富士 2022マスターピース

富士御殿場蒸溜所のモルトウイスキー、グレーンウイスキーのみでブレンドされたシングルブレンデッドウイスキー。30年以上熟成した歴史ある原酒に加え、赤ワイン樽、ビール樽で熟成し御殿場原酒の特長を伸ばしたチャレンジ原酒等をブレンド。現在の富士御殿場蒸溜所の特長を最大限活かした特別な限定品。
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味わい

【トップノート】
カスタード、ダークチョコレートの甘く凝縮した香りの中に、長期熟成ならではの香木を想わせる香りが仄かに立ち上る甘い熟成香の後には、ダークチェリーや、熟したイチゴのような赤い果実に黄桃、アプリコットのフルーティな香りが感じられる。

【パレート】
口中では、長熟シェリーを想わせる香りや、ライ麦パンのような香ばしくスパイシーさが心地よく、仄かに金木犀やライチのようなフローラルさも感じられる。

【フィニッシュ】
程よい甘味と酸味の後に、心地よいウッディさと熟した果実の香りの余韻が長く続く。

キリン 富士御殿場蒸溜所のウイスキーづくり

約50年の歳月をかけて磨かれた富士の伏流水、冷涼な気候と年間を通じて発生する霧、裾野の森林に浄化された空気。
富士御殿場蒸溜所でつくられる原酒たちは、富士の雄大な自然の息吹を、その香りと味わいに溶け込ませながら、静かに目覚めの時を待っています。

1973年の操業開始以来、スコッチ・アメリカン・カナディアンという世界の代表的なウイスキー製造技術を導入し、キリンの培ってきた醸造技術ときめ細やかなノウハウを融合させ、日本の気候・風土に根差した独自のウイスキーづくりを続けています。

富士山のふもとで育まれた、清らかな中にひろがる果実や花を想わせる複層的で華やかな香り。「美しい」味わいのウイスキーをぜひお愉しみください。

マスターブレンダー 田中城太より

「富士」ブランドでのシングルブレンデッド商品として発売する記念すべき第一弾、2022年の渾身の作として、数量限定でシングルブレンデッド富士 2022マスターピースという作品を創りました。

モルトウイスキーは富士御殿場蒸溜所を代表するバーボン樽熟成のフルーティなタイプを中心に、長期熟成原酒、赤ワイン樽、ビール樽など、特殊樽と呼んでいる、彩とりどりな香味特長を持つ原酒を使用しています。グレーンウイスキーは富士御殿場蒸溜所が誇る3つの蒸留方式でつくり分けた味わい豊かでそれぞれに特長のある原酒群の中から、長熟の“バッチ式ミディアムグレーン”と華やかな果実香のヘビーグレーンを使用。
富士御殿場蒸溜所ならではの原酒特長を最大限に活かすため、30年以上熟成し、富士の自然の息吹がふんだんに溶け込んだ原酒をはじめ、多彩な原酒をブレンドしています。


個々の原酒特長が鮮やかにあらわれながら、非常に調和のとれた心地よい味わいを目指し、テストブレンドを繰り返して創り上げました。
長期熟成原酒由来の甘く複雑で深淵な熟成香と共に、何層にも感じられる熟した果実香、その中に垣間見えるフローラルさやスパイシーさも心地よい、彩り豊かな香味の協演をお愉しみください。

新しいカテゴリーを創り出したパイオニアとして、国際的な業界誌 ウイスキーマガジン最新号(2022年3月号)で取り上げられたシングルブレンデッド富士 2022マスターピース。シングルブレンデッドとは、富士御殿場蒸溜所でつくられたモルトウイスキーとグレーンウイスキーだけをブレンドした商品です。我々はこれまでも同じスタイルのものはつくってきていましたが、2021年のジャパニーズウイスキーの定義化を受けて、改めて世界でも稀なこのスタイルを「シングルブレンデッド」という新しいカテゴリー名として提案し、ウイスキー業界で正式に認められました。


仕込から蒸留・熟成・ボトリングまでの全ての工程を同じ蒸溜所でおこなった、ブレンデッドウイスキーとしては世界でも稀有な商品であり、これが“パイオニア“と称された所以です。シングルブレンデッド富士 2022マスターピースは、まさに、富士山のふもとで育まれた世界的にも希少なブレンデッドウイスキーなのです。

ルーシー・マルゴー

ルーシー・マルゴー

Lucy Margaux
料理人としてホスピタリティ・マネジメントのキャリアをスタートさせたアントン・ファン・クロッパーですが、10年以上に渡るその経験の中で多くの偉大なワインに出会い感化されたことから、自らの手でブドウ造りをする意思を固めました。アデレード大学で醸造学と農業科学を学び、首席で大学を卒業し学位を取得しました。

大学卒業後はしばらく世界中を旅しながら、ドイツ、ニュージーランドそしてアメリカのオレゴン州でワイン造りに携わりました。幸運なことにワイン造りに対する概念を打ち破るような機会を与えてくれた多くのワインメーカーと働くことが出来、オレゴンのドメーヌ セリーヌで働いていた頃には、偉大なワインとは、ブドウが生まれ育った環境や畑の声を表現するもので、その表現を損なうような醸造からは退屈なワインしか生まれないという考えに至っていました。アントンは優れたワインメーカーはブドウ畑の一区画毎の違いや声に耳を傾け、熟知していなければならないと思っているのです。

アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー・マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。


ルーシー マルゴーはアントン ファン クロッパーが愛娘ルーシー マルゴーの名前を冠して設立したワイナリーです。元シェフにしてアデレード大学醸造科の主席レベルで卒業した天才。彼が生み出すワインは現在オーストラリア国内に留まらず世界中でセンセーションを巻き起こしています。糖度計やその他の機械類で測定された数値には一切頼らない彼のワイン作りはシンプル。収穫期には毎日10kg近くブドウを食べるという程に果実の味わいから齎されるインスピレーションこそが彼のワインのスタイルを決定するのです。収穫されたブドウは全て野生酵母で発酵。温度コントロールも行わない為に出来上がるワインは毎年味わいが違います。加えて毎年収穫されるブドウの味わいによってブレンドやキュヴェを作り変える為に、同じスタイルのワインが殆ど作られません。補酸も補糖も行いません。清澄剤やエンザイムといった添加物も一切使用しません。醸造中はSO2も一切使用しませんが、ボトリングの際には0ppm~20ppmの極僅かな量だけSO2を使用します。彼のスタイルはあくまで「あるがまま」。ワインを飲むと彼の奇人的外見とは裏腹に、ピュアで身体に染み入る様な優しさが印象的です。

2021年 ピカデリー シャルドネ

果実は全房プレスされ、680リットルの表面をガラス化したセラミック・エッグで発酵させ、澱の上(シュール・リー)で熟成させます。ワインはフリーランジュースのみです。アルコール度数12.0%。

2021年 ピカデリー ピノ・ノワール

アルコール度数10.5%で、軽いボディー。レッドチェリーやハイビスカスの香り、クランベリーような味わい、そして、フレッシュな酸味のある大人のグレープジュースです。ルーシーマルゴーのアントン・ファン・クロッパー氏が得意とするピュアな果実感が表現されたピノノワール。
発酵前に全房のブドウを足踏みし、その後、浸漬したブドウを2000Lのオーク製発酵槽に入れ、1日1回3週間優しく足踏みしました。ワインはプレスされ、800Lの卵型のアンフォラで熟成されました。

セメタリーブロック農園は、南オーストラリア/アデレードヒルズのピカデリーヴァレーの麓にあり、沖積黒砂土の土壌でブドウの木は長梢剪定されています。この農園はJenny Griggs氏とJames Griggs氏によって運営されており、彼らは6代目にあたります。

ローズバンク31年リリース2

ローズバンク31年リリース2

26年の時を経て遂に復活なった、スコットランドはローランドのローズバンク蒸留所の記念すべきセカンドリリース、31年熟成が入荷いたします。1840年にジェームズ・ランキン氏によって創設されたローズバンク蒸留所はローランドの王様とも呼ばれていましたが、残念ながら1993年に当時のオーナーであるUDV(現ディアジオ)社によって閉鎖されてしまいました。その後建物が歴史的建造物に指定され、また不運にも蒸留器とマッシュタンが盗まれるという惨事にも見舞われたため、手つかずのままでした。

そんな中、遂に2017年にイアンマクラウド社が建物と土地の買収を成功させ、その後ブランド権及び樽在庫の買い取りにも成功しました。同社の社長であるレナード・ラッセル氏は「最良のウイスキーであるローズバンクを再興させることはまさに私の夢であり、誇りに思います。昔のローズバンクを再現することが出来るまで、新生ローズバンクはリリースしません。それは長い年月をかけた遺産づくりとなります」と語っています。

記念すべき第二弾となる今回の31年熟成は、蒸留所閉鎖前の貴重な長期熟成品で、古き良きローズバンクの特徴であるスムースさを最も持ち合わせている樽を選び出し48.1%で瓶詰めされ、6,000本が全世界で発売されました。使用している樽は約6割がリフィルシェリー樽、約4割がリフィルバーボン樽です。

オフィシャルテイスティングノート

香りはシトラス、レモングラスにコリアンダーシード、クローヴにソフトなバニラとアーモンドの砂糖漬け。味は長期熟成ながら素晴らしくライトでフレッシュ、ミントやカモミールにレザー、ベリーにバナナのパン、フィニッシュは長く、より甘くなり、ピーチやオーク、ハーブ。

ニッカ ザ・グレーン

ニッカ ザ・グレーン

前作のNIKKA DISCOVERYシリーズ”第2弾(余市アロマテックイースト・宮城峡アロマテックイースト)からおよそ半年。“NIKKA DISCOVERYシリーズ”は、2024年に創業90周年を迎えるニッカウヰスキーが保有する多様な原酒や、原材料や発酵などの製造工程によるウイスキーのつくり分けの歴史が生み出す奥深さに焦点を当てたシリーズです。


1963年にニッカウヰスキーがグレーンウイスキーを製造することを目的に「カフェ式連続式蒸溜機」をニッカウヰスキー西宮工場に導入(1999年に宮城峡蒸溜所へ移設)後、2023年で60周年を迎えることから、ニッカウヰスキーが保有する“グレーンウイスキーの多様性”に着目し開発されました。公式では抽選販売などについては特に言及されておりません。販売本数は国内10,000本、海外10,000本。

ニッカ ザ・グレーンを構成するのは、7つの個性


仙台・宮城峡蒸溜所のカフェ式連続式蒸溜機でつくられたカフェグレーンが、基軸となります。そこに、ニッカウヰスキーが持つ九州・門司工場とさつま司蒸溜蔵で密かにつくられ育まれてきた2つの大麦グレーン原酒とコーン・ライ麦原酒が、新しい個性として加わりました。


さらに、宮城峡蒸溜所のカフェモルト、竹鶴政孝が自らカフェ式連続式蒸溜機の導入に携わった西宮工場で生まれ、長く熟成を重ねた稀少な2種の原酒をブレンド。まろやかで深みある甘さの中に爽やかなスパイシーさが漂う、グレーンウイスキーを形づくりました。これまでのニッカウヰスキーでは成し得なかった、多彩な香りと味わいが生み出すイノベーションです。

宮城峡蒸溜所について

北海道・余市で第一の蒸留所をスタートさせてから約30年。 「異なる蒸留所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴政孝にとって、第二の蒸留所はどうしても必要でした。 竹鶴が選んだ地は仙台・宮城峡。広瀬川と新川というふたつの清流に恵まれた緑豊かな峡谷。竹鶴は初めてこの地を訪れた時、新川の清流で持っていたブラックニッカを割って飲み、味わいを確認。その場で蒸留所建設を決定したと言われています。 宮城峡蒸溜所が誇るのが「カフェ式連続式蒸留機」。 導入当時、すでに旧式とされていた蒸留機です。旧式だからこそ雑味となる成分が残りやすいのですが、技術によってそれを原料本来の香りや甘みに変えることができるため、竹鶴はあえてこの旧式蒸留機を選びました。宮城峡蒸溜所では、今なお竹鶴の情熱を受け継ぐ人々がウイスキーのおいしさを求め、さまざまな試みを続けています。

ジョニー・ウォーカー ブルーラベル

ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ポートダンダス

2010年に閉鎖するまで約200年間、長きにわたり活躍したポートダンダス蒸留所など、極めて希少性の高い原酒をブレンドした「ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ポートダンダス」が入荷致しました。

幻のグレーンウイスキー蒸留所「ポートダンダス」を主役に、希少な原酒を贅沢にブレンディング。ジョニーウォーカーがもつ、他の追随を許さないほど豊富なウイスキーの貯蔵庫。その中にはブルーラベルのためにリザーブされた、ほとんど出逢うことがないような幻の「ゴースト」ウイスキーが存在します。「ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト & レア」は、そんな究極の希少性をもつ原酒をブレンドした商品です。

今回入荷した「ジョニーウォーカー ブルーラベル ゴースト&レア ポートダンダス」は、1811年に創業し約200年に渡ってブレンデッドウイスキー黄金期を支えた「ポートダンダス」を含む、3つの閉鎖した蒸留所(ポートダンダス、カンバス、ブローラ)と、希少な5つの蒸留所(キャメロンブリッジ、グレンキンチー、クライヌリッシュ、ダルユーイン、オスロスク)の原酒をブレンドした幻の逸品です。

ポートダンダスのクリーミーな木の香りが、閉鎖してしまったカンバスおよびブローラの希少な原酒がもたらすバニラと柔らかな煙を包み込みます。キャメロンブリッジ、グレンキンチー、クライヌリッシュ、ダルユーイン、オスロスクの希少な原酒たちは、スパイスの効いたリンゴの香りを際立たせ、桃やベリーなどフレッシュな果実の香りに光を当てます。

ポートダンダス蒸留所とは

1811年創業、港町グラスゴーの運河のほとりに立つ蒸留所は、2010年に閉鎖するまで、約200年に渡ってブレンデッドウイスキー黄金期を支え、最終的にはその独特の甘く繊細な特徴をもつ、最も歴史あるグレーンウイスキー蒸留所の一つとしてその名を知られるようになりました。

7代目マスターブレンダー エマ・ウォーカー

「ポートダンダスの特徴を際立たせるために選ばれた希少な原酒たちは、このグレーンウイスキーがジョニーウォーカー ブルーラベルにもたらす、素晴らしく深みのある味わいを完璧に表現しています。そして今は存在しないグラスゴーの名高い蒸留所に敬意を表すべく、真に並外れたウイスキーを造る道しるべとなってくれたのです。」

エマ・ウォーカー

ジョニーウォーカー7代目マスターブレンダー。ジョニーウォーカー200年の歴史で初の女性マスターブレンダーであり、2021年より6代目ジム・ビバレッジから引き継いだ12名のブレンダーチームを率いています。

ジョニーウォーカー ブルーラベルについて

神秘性、希少性、高貴さを意味する「青」を冠したジョニーウォーカーの最高峰にして、200 年にわたり継承されてきたブレンディング技術の粋を集めた、究極のブレンデッドウイスキー。スコットランドの隅々から厳選された原酒の中でも、一万樽に一樽しか存在しない、極めて希少性の高い熟成の頂点に達した原酒だけがブルーラベルになることを許されます。
この上なく芳醇で、スモーキー。蜂蜜とフルーツが滑らかに層をなし、徐々にウッディーな香りへと姿を変えてゆく。そして力強く心地よい余韻がゆったりと長く続きます。

ジョニーウォーカーについて

1820年、ウイスキーの品質が安定していなかった当時、創業者のジョン・ウォーカーは「一定した高品質のウイスキーを提供したい」と考え、紅茶のブレンディングをヒントにウイスキーのブレンディングを始めました。その息子にあたるアレキサンダー・ウォーカーは1887年にこのような言葉を遺しています。「私たちは、唯一無二の最高品質を誇るウイスキーだけを造る、そう心に決めている。」 品質への妥協なき探究心、その信念の継承こそがジョニーウォーカーを今日の世界的なブランドへと成長させました。
現在はジム・ビバレッジの後継であり、ジョニーウォーカー200年の歴史で初の女性マスターブレンダーとなるエマ・ウォーカーが、7代目としてそのDNAを体現しています。いつも最高のウイスキーを創造する、常に進化し続ける姿勢を象徴しているのが、ジョニーウォーカーのブランドアイコンである「ストライディングマン」、そして世界的に有名なブランドキャンペーン「KEEP WALKING」。常に進化し続けるという揺るぎない信念は、時代を超えて受け継がれています。

ディアジオ・スペシャル・リリース 今年も僅かですが入荷致しました

ディアジオ・スペシャル・リリース
「ディアジオ スペシャルリリース」とは、スコットランドで最も多くの蒸留所を所有するディアジオ社が、稼働中の蒸留所やすでに閉鎖された蒸留所の希少な原酒を、年に一度、数量限定でボトリングするシリーズです。いずれのボトルもカスクストレングス(加水せず樽出しそのままのアルコール度数)であることが特徴で、ウイスキー愛飲家のコレクションにはもちろん、その希少性から特別なギフトとしてもご好評をいただいております。

「語られざる伝説」

ディアジオ スペシャルリリース2021-2022では、「語られざる伝説」というテーマのもと、蒸留所を取り巻く伝説上の生物によって、味わいと蒸留所の個性を表現しています。著名なイラストレーター、ケン・テイラーによって息を吹き込まれた伝説上の生物たちが、ボトルとボックスのアートワーク、そしてボックス裏面のQRコードを読み込むことで、生き生きと躍動します。いずれのラインナップも定番品とは異なる味わいに仕上がっており、スコッチウイスキーがもつ多様性の世界を、ぜひ探求してみてください。

【ディアジオ スペシャルリリース 2021-2022 商品紹介】

タリスカー 8年(Talisker 8 Years Old)

海が育んだ野性

伝説に曰く、タリスカーは大自然の守護者である海の神に守られてきたといいます。スカイ島の容赦なく荒れ狂う海辺に、タリスカー蒸留所は佇んでいました。そして濃い霧に覆われた暗い海の底にリヴァイアサンは潜み、約200年に渡って蒸留所を見守ってきました。力強く、海潮と黒胡椒の風味をもった唯一無二のウイスキーは、リヴァイアサンの加護のもとに生まれるのです。

特徴

スカイ島の容赦ない風に打たれるロッホ・ハーポートの沿岸に、タリスカー蒸留所は今日も誇り高く佇んでいます。蒸留所を覆う濃い霧も、そこで作られるウイスキーも、すべて大自然の恵みがもたらしたものです。タリスカーはスカイ島の厳しい自然と海に育まれた、すなわち魂に眠る野性を呼び覚ますウイスキーなのです。

テイスティングノート

まず力強いモルトの香り、すぐに海藻と野山の煙に包まれる。柔らかくオイリーな口当たり、芳ばしい海潮のなめらかさ、少しの甘み、はっきりとした煙に重厚な味わい。長く暖かいフィニッシュはピーティーな海の潮風と煙を残し、まさに炎を吐く海の怪物。

アルコール度数:59.7%
カスクストレングス

ラガヴーリン 12年(Lagavulin 12 Years Old)

獅子の炎

伝説に曰く、獅子を模ったラガヴーリンの紋章は、アイラ城を悠々と闊歩する獅子、すなわち島を制覇した誇り高きアイラの王を描いたと言われています。その猛獣の戦いぶりは苛烈で、口から炎を吐き、容赦ない獰猛さで激戦を制し、ついにアイラの王となりました。そしてラガヴーリン蒸留所は、その獅子のように燃えたぎる激しい蒸留所として、スコットランドを代表する存在となったのです。

特徴

アイラ島の激しい競争の歴史の中で現れた、味わいにおける勝者であり、そして島で最も歴史ある蒸留所のひとつ、それがラガヴーリンです。蒸留所初期のリーダー、ジェームズ・ローガン・マッキーと、彼の甥で「休まずのピート」として知られるピーター・J・マッキーは、力強い味わいを実現するという名目のもと、現在の芳醇でスモーキーな味わいの礎を築いたことで知られています。彼らの妥協なき屈強な精神は、この伝説的なウイスキーで味わうことができます。

テイスティングノート

魅惑的な黄金色。最初は獣が穏やかにうなり、レモン、塩気のある甘さ、焙煎したお茶。次に濃厚な木炭、長く暖かなドライな印象の後、唐辛子と煙の波が轟音とともに押し寄せる。古典的ともいえるスタイルのラガヴーリンは、まさに最盛期を迎えたアイラ島の王。

アルコール度数:56.5%
カスクストレングス

ローリストン カルヴァドス50年&60年

ローリストン カルヴァドス50年&60年
⁡カルバドス界の名士として名高いクールドリヨン社のオーナー、クリスチャン・ドルーアン氏。同氏のプライベートストックを瓶詰めしたカルバドスとして、その稀少性と質の高さが広く認められている「ローリストン」。各国のコンテストにおいて、数え切れないほど様々な賞を獲得するなど、圧倒的な高評価を得ているパイオニア的存在のカルバドス生産者です。

特に梨の含有率が多い「ACドンフロンテ産」&「ビンテージ品」が同社の代名詞となっており、非常に柔らかく、そして繊細で優しい甘さが顕著な、優雅で深みのある味わいは、多くのファンから絶大な支持を得ています。そんなローリストンより、今年節目の記念となるビンテージの貴重なカルバドスが各年代揃えられ、この度ご予約にてご案内いたします。

20歳、30歳、40歳、50歳、還暦の60歳の御誕生日、または会社やお店の開業の記念に。特定のビンテージに関わらず、これだけ各年代の貴重なボトルが出揃う機会もございません。現地確保数「各36本」となっておりますので、お見逃しのないようお願いいたします。

⁡⁡

AC CALVADOS DOMFRONTAIS 50YO 1972 40%

フルーティーさと甘いペーストリーの香りがバランスよく感じられる。非常に滑らかで、かすかにビターさを併せもった繊細な木材をいつまでも感じる。

AC CALVADOS 60YO 1962 40%

ほのかに焼きリンゴ、ハチミツ、ライスパウダーの香り。しなやかで繊細な味わいに、スパイスを思わせるフィニッシュ。

カルヴァドスとは


カルヴァドスは、フランス北西部ノルマンディー地方でつくられるリンゴを原料としたアップルブランデーコニャックとアルマニャックに並ぶフランスの3大ブランデーですが、大きな違いは原料にあります。コニャックとアルマニャックは原料がブドウですが、カルヴァドスはリンゴが原料となります。また、後述する生産域によって一定量の洋ナシのブレンドも認められています。なので、同じフランスのブランデーと言えど、コニャックやアルマニャックと比べて味の特徴はかなり違います。リンゴの風味が特徴的です。

カルヴァドスが出来るまで

リンゴを収穫した後、醸造します。醸造したリンゴ発泡酒はシードル(cidre)と呼ばれます。
そのシードルを蒸留させると「オー・ド・ヴィー・ド・シードル」という無色透明のリンゴ蒸留酒となります。
最後にその蒸留酒を樽で最低2年以上熟成(生産域によっては3年)させるとカルヴァドスとなります。

1.【収穫】リンゴ
   ↓
2.【醸造】シードル
   ↓
3.【蒸留】オードヴィードシードル
   ↓
4.【樽熟成】カルヴァドス
というステップです。

ノルマンディー地方には約800種類ものリンゴがありますが、その中でもカルヴァドス用として認められているリンゴは48種類(+数種類の梨)です。それぞれ果汁中のタンニンと酸により主に「甘味」「甘苦味」「苦み」「酸味」の4タイプに分けられます。特に「甘苦味」と「苦味」の品種は、下記に書いているカルヴァドス3つそれぞれの生産域の果樹園の70%を占めています(酸味品種は15%以下)。

カルヴァドスは3つの生産域に分かれる

カルヴァドスもコニャック、アルマニャック同様にAOC(原産地呼称規制)の対象であり、ある一定の条件を満たさなければ「カルヴァドス」と名乗ることができません。そのうちの一つが生産地域です。フランスのノルマンディー地方で作られるリンゴブランデーがカルヴァドスと名乗ることができます。原料となるリンゴの収穫から蒸留、熟成、ブレンドまで、ノルマンディー地方の決まった3つの地域で行わなければなりません。それぞれ次の3の生産域によって、特徴と呼び方が違います。

  • カルヴァドス ペイ・ドージュ(Calvados Pays d’Auge)
  • カルヴァドス ドンフロンテ(Calvados Domfrontais)
  • カルヴァドス (Calvados)
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カルヴァドス ペイ・ドージュ(Calvados Pays d’)

ペイドージュの地域は浅い斜面でアルカリ性の土壌が特徴的です。一般的にはこの地域のカルヴァドスが最も高値で取引されることが多いようです。

カルヴァドス ドンフロンテ(Calvados Domfrontais)

このエリアは原料となる果樹園全体の25%が洋ナシ果樹園であることも特徴的。

カルヴァドス (Calvados)

最も大きいこの地域。生産域はカルヴァドス県の他にマイエンヌ県(Mayenne)、サルト県(Sarthe)、オワーズ県(Oise)の一部を含みます。