スプリングバンク蒸溜所の90年代原酒が入っている2019年ボトリングのロングロウ21年。シェリー/バーボン比率は60:40です。このリリースが出た2019年から21年が定番商品となりました。時間の経過とともに変化が感じられるスプリングバンク蒸溜所からのリリース、ボトリングから6年以上経って樽感もピートもこなれたこの1本、ぜひ改めてお楽しみください。香りは濃厚なシェリーやココア、濃く淹れたグァテマラコーヒーの甘い香り、あまり強くないスモークと甘酸っぱい赤いフルーツ。に含むと波の強い冬の海岸の波打ち際でで焚き火をしながら食べる甘いチョコレートやダークチェリー、塩キャラメル。砂糖漬けのオレンジやドライアプリコットにジンジャースパイス、ローストしたアーモンド。フィニッシュは軽い薬品臭、赤いフルーツの甘酸っぱさとスモークされたバニラ、アーモンドが入ったリキュールが長く続きます。
スプリングバンク蒸溜所の違い
Hazelburn(ヘーゼルバーン)
Longrow(ロングロウ)
Springbank(スプリングバンク)
は、すべて同じ蒸溜所(スプリングバンク蒸溜所/キャンベルタウン)で造られていますが、�麦芽の乾燥方法(ピート量)と蒸溜回数の違いによって、まったく異なる個性を持っています。
Springbank(スプリングバンク)
蒸溜所の看板・中核となるスタイル
ピート:軽く使用(ミディアムピーテッド)
蒸溜回数:2回半蒸溜(非常に珍しい)
味わい
潮気、オイリーさ
モルトの甘み
ほのかなスモーク
フルーティーさとスパイスのバランス
「キャンベルタウン・モルト」の代表格 複雑で通好み、でも飲み疲れしにくい。
Longrow(ロングロウ)
スプリングバンクの“ヘビーピート路線”
ピート:強く使用(ヘビーピーテッド)
蒸溜回数:2回蒸溜
味わい
力強いスモーク
焦げた麦、焚き火
潮風・ヨード香
重厚でドライ
アイラ好きに刺さるが、アイラとは違うオイリーさ男性的・骨太なスタイル
Hazelburn(ヘーゼルバーン)
完全ノンピート&最もクリーン
ピート:不使用(ノンピート)
蒸溜回数:3回蒸溜
味わい
非常に滑らか
洋梨・リンゴなどの果実味
蜂蜜、バニラ
透明感のある甘さ
スプリングバンクの中で最も軽快ウイスキー初心者や食後酒にも向きます。
同じ蒸溜所でここまで性格が違うのは非常に珍しく「飲み比べ」が一番面白い蒸溜所のひとつです。
News
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ロングロウ 21年 2019年瓶詰め 46.0%

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アラン 10年 アラン・バーレイ バッチ001 島の大麦から生まれた最初の答え

アラン島産大麦100%で造られた、蒸溜所初のローカルバーレイ・シングルモルト。10年熟成の中に、島の土壌と時間、人の手が積み重なった、シリーズの原点となる一本です。
ボトル概要
アラン・バーレイ シングルモルト バッチ001は、アラン蒸溜所にとって節目となる一本です。原料となる大麦を100%ローカルバーレイでまかなった、蒸溜所初のシングルモルトとして、世界で18,000本限定でリリースされました。
熟成は10年。樽構成はファーストフィル・バーボンバレル90%、セカンドフィル・オロロソシェリーホグスヘッド10%。スタンダードのアラン10年と同様の設計思想を踏まえつつ、より原料由来の個性を際立たせる構成となっています。アルコール度数は50.0%です。
アラン・バーレイという取り組み
このボトルの核にあるのは、「ファーム・トゥ・グラス(畑からグラスへ)」という明確な思想です。使用された大麦は、アラン島南部にあるベルビュー・ファームで栽培されたオプティック種100%。この農場はカリー家が6世代にわたり耕してきた土地で、現在はドナルド・カリーのもと、約95エーカーの農地で大麦栽培と羊の放牧を循環させながら営まれています。
年間の大麦収穫量は約2.5トン。その75%が北部ロッホランザにあるアラン蒸溜所へ、残りは姉妹蒸溜所であるラグ蒸溜所へと送られます。2015年にカリー家との協業が始まって以来、「アランの土壌で育った」と胸を張って言えるウイスキーを造るという目標が、今回ようやく形になりました。
アラン島の大麦がもたらす個性
降雨量が多く日照時間の少ないアラン島で育つ大麦は、小ぶりでアルコール収量も低いとされています。粉砕や糖化は難しく、麦汁は粘度が高いため、発酵に至るまでの工程には多くの時間と細心の注意が必要です。
しかし、その手間の先には確かな見返りがあります。こうして生まれるニューメイクスピリットは、軽やかでクリーンでありながら、果実味に富み、自然の樹木を思わせる複雑な樹脂香を含んだ、アランならではの個性を備えています。この原料由来のキャラクターこそが、アラン・バーレイの核となっています。
テイスティングの特徴
香りはフレッシュなハーブとシトラスを基調に、バニラやほのかなアニスが重なります。口に含むと、ビスケットを思わせるモルトの甘みとスパイシーなジンジャーのレイヤーが広がり、柔らかなオークとサマーフルーツの瑞々しさがそれを包み込みます。フィニッシュはクリーンでドライ。シトラスとシリアルの繊細な余韻の中に、アランらしいフレッシュさと温かみのバランスが感じられます。
バーテンダーが語る、この一本
アラン・バーレイ バッチ001は、派手さで語るウイスキーではありません。島の土壌、大麦、時間、そして人の手。その積み重ねを示してくれる一本です。
グラスに注ぐと、まず軽やかさが印象に残ります。しかし飲み進めるうちに、モルトの芯の強さと、樽に頼りすぎない素直な味わいがじわりと伝わってきます。10年という熟成の中で、「原料が語る余地」をきちんと残していることが、このボトルの魅力だと感じます。
これから毎年、生産農場や樽構成を変えながら続いていくシリーズの、最初の一歩。その始まりを味わうという意味でも、今このタイミングで向き合っておきたい一本です。
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新年のご挨拶ならびに営業開始のご案内

謹んで新年のお慶びを申し上げます。
旧年中は、北新地レストランバー「セラ・アンフィニィ」をご愛顧賜り、誠にありがとうございました。
おかげさまで当店は、1990年の創業以来、多くのお客様に支えられ、本年も新しい年を迎えることができました。心より御礼申し上げます。
さて、新年の営業は1月5日より開始いたしております。 本年も、変わらぬ味と心地よいひととき、そして北新地にふさわしい上質な空間をお届けできるよう、スタッフ一同、より一層努めてまいります。
皆様にとって、健やかで実り多き一年となりますようお祈り申し上げます。 本年も変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
セラ・アンフィニィ スタッフ一同 -
G&M Mr. George Legacy Glen Grant 1954 70yo

創業130周年を迎えた名門ゴードン&マクファイル(G&M)は、同社の2代目当主ジョージ・アーカート氏へのオマージュとして、希少かつ超長期熟成のシングルモルトを瓶詰めした特別なシリーズを展開してきました。第5弾はその集大成であり、1954年に蒸留、70年もの長きにわたってファーストフィル・シェリーパンチョンで熟成されたグレングラントが登場しました。
このボトルは、ジョージ氏の“完璧な一杯”への情熱を象徴する存在であり、スピリッツ、オーク、そして時間を極めた哲学が凝縮された1本です。
歴代レガシーを徹底比較:5本の個性と魅力を一挙紹介
このシリーズは、以下の5つのヴィンテージ・グレングラントで構成されています。すべてファーストフィル・シェリー樽熟成でありながら、それぞれが異なる香味を備えています。
第1弾
1953年12月24日 67年 59.4% シェリーバットNo.4209 355本 レーズン、干しイチジク、ランシオ香、キャラメルとチョコ、リコリス、焦げたオーク
第2弾
1957年 64年 56.1% シェリー樽No.3438 298本 ベリー、ダークチョコ、紅茶、ユーカリ、熟成オーク、黒胡椒
第3弾
1959年10月15日 63年 56.5% シェリーバットNo.3665 368本 ブラウンシュガー、赤果実、チョコ、ナツメグ、熟成感
第4弾
1958年 65年 59.4% シェリー樽No.3818 376本 オレンジピール、エスプレッソ、キャラメル、ランシオ、冷燻
第5弾
1954年4月24日 70年 50.5% シェリーパンチョンNo.1823 130本 バニラファッジ、赤リンゴ、くるみ、キャラメルバナナ、ダークチョコ、スモーキーな余韻入手困難な伝説の一杯:コレクターが追い求める理由
このクラスの超長期熟成は、ただ飲むためのウイスキーという枠を越えています。口に含む楽しみはもちろんのこと、コレクションとして、そして文化的遺産としての価値すら宿しています。手に入れるのは容易ではありませんが、ウイスキー愛好家や研究者、そしてコレクターの皆様にとっては、まさに垂涎の的といえる一本です。
そして、G&Mという歴史ある瓶詰業者が積み上げてきた哲学を知ることは、シングルモルトの奥深さを理解するうえで大きな手がかりになります。ウイスキーの選び方にも、楽しみ方にも、新しい視点を与えてくれるはずです。
香りは、バニラファッジや焙煎したコーヒーのほろ苦さ、そして豊かな果実香がゆっくりと立ち上がります。一口含めば、赤リンゴの甘み、ドライオレンジピールのほろ苦さ、キャラメルバナナの厚み。そこにタバコやチョコレート、ほのかなスモークが寄り添い、70年という時がまとめあげた重層的な世界をつくり出しています。
シリーズを通して感じられるのは、G&Mの熟成技術と、ジョージ氏が掲げた“完璧な一杯”への哲学が、一本ずつ形を変えて結晶化していることです。このウイスキーは、時間の重みと、人の情熱が静かに織りなした、ひとつの芸術品といっても過言ではありません。
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スカラバス アイレイ・シングル・モルト・ウイスキー30年

「スカラバス30年」。このボトルは、ただの長熟アイラじゃありません。2013年創業の独立瓶詰業者「ハンターレイン(HL)」社。名門ダグラスレイン社から分かれた一族が立ち上げた会社で、看板ブランド「オールド・モルト・カスク(OMC)」シリーズで知られています。さらに彼らは、アイラ島9番目の蒸留所「アードナッホー」のオーナーでもあり、蒸留からボトリングまで、アイラモルトの魅力を熟知した“真の職人集団”なんです。
そんなHL社が手がける「スカラバス」は、2019年に登場したブランド。蒸留所名を明かさない“シークレット・アイラ”として知られ、その謎めいた素性と驚くほどのクオリティ、そしてデザイン性の高さで、世界中のウイスキーファンを虜にしています。
そしてこの30年熟成。わずか751本だけの限定ボトルです。長い歳月の中でピートの煙は角をとり、潮風のミネラルと熟した果実が絡み合い、まるで深呼吸するように香りが広がる。バタースコッチやレモンゼスト、シナモン、革のニュアンスが続き、余韻は静かに、永く、気高く残ります。
スカラバスとは古ノルド語で「岩の多い場所」。ラベルに描かれた日照計は、探究心を象徴するもの。HL社の理念を映すように、“探す者にのみ見つかる”という言葉が添えられています。
もしこのボトルに出会えたなら、あなたの探究心が導いた一杯となると思います。 -
スプリングバンク&ハイゼルバーン

スプリングバンク10年 46.0%
軽くピートを焚き込んだ麦芽を使用し、独自の2回半蒸溜で仕上げたキャンベルタウンモルトです。バーボン樽60%、シェリー樽40%の原酒構成。香りはグーズベリーやマンゴー、バニラ、コムハニーが広がり、味わいはオレンジやトフィの甘みにナツメグとシナモンがアクセントを添えます。海風を思わせる潮の余韻が心地よく、“モルトの香水”と称される一本です。
スプリングバンク12年 カスクストレングス 55.9%
バーボン樽60%、シェリー樽35%、ラム樽5%を使用した限定ボトル(日本入荷750本)です。加水をしていないため、スプリングバンクの力強い個性をそのまま感じられます。香りはパイナップルやバナナケーキの甘やかさ、味わいはミルクチョコレートとクレームブリュレが濃厚に広がり、シナモンが余韻を引き締めます。豊潤で満足感の高い仕上がりです。
ヘーゼルバーン8年 シェリーウッド 48.2%
オロロソシェリー樽原酒のみを使用した8年熟成(日本入荷708本)です。ノンピートで三回蒸溜という繊細な造りに、シェリー樽の甘みが重なります。香りはシナモンやココアパウダー、味わいはミックスベリーやトフィープディング、フィニッシュにヘーゼルナッツとクルミの香ばしさが残ります。優しい果実味とナッティな深みの調和が魅力です。
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アードベッグ アンソロジー 15年 ベヒルズ・テール

こちらは「アードベッグ アンソロジー15年 ベヒルズ・テール」。アードベッグが手がけた限定シリーズ“アンソロジー”の三作目にして最終章、そして、シリーズの中でも不朽の名作と呼ばれている一本です。クラシックなアードベッグの力強いスモークに、甘く繊細な余韻を重ねた、集大成のような仕上がりになっています。
この「アンソロジー」シリーズは、希少で奇妙なウイスキーにまつわる“物語”をテーマにしています。その最終章である15年熟成のベヒルズ・テールは、スコットランドの幻獣“ベヒル”から着想を得ており、どこか幻想的で、深みのある表情を見せてくれます。
ビル博士が手がけた特別なデザイナーバーボンカスクを使用しており、樽は自然乾燥のうえで長くトーストし、短くチャーするという独自の仕上げ。その熟成によって、香りと余韻が蛇行するように滑らかに続いていくんです。
香りはスモーク、糖蜜、スパイスの奥にトーストアップルとレーズンの甘み。少し加水すると、ユーカリやメントール、フェンネルやパインの爽やかさが顔を出します。味わいは、ピートスモークから粗挽きコーヒー、カラントへと変化し、レモンバルサムとスモークマンダリンの甘酸っぱさが絡み合います。
そして最後に訪れるのは、ベヒルの名にふさわしい長くうねる余韻。バニラとスモークバターが静かに残り、時を忘れるような心地よさを感じていただけます。
アードベッグの探究心が結実した、まさに“物語のラストシーン”を飾る一杯です。ゆっくりと、物語の余韻とともにお楽しみください。


