誠に勝手ながら、明日、10月4日(土)は、
貸し切り営業のため、臨時休業とさせて頂きます。
お客様方にはご迷惑をお掛けしますが、
よろしくお願い致します。
News
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ローヌのワイン、入荷しました。
1808年に創設されたM.シャプティエは、エルミタージュの丘の麓にあるタン エルミタージュを拠点とし、ローヌ地方を代表する銘醸ワインをうみだす生産者です。ポリドール・シャプティエが、1879年に最初の自社畑を取得して以来、現当主のミシェル・シャプティエに至るまで、一貫した家族経営のもとに、畑を守り、テロワールを尊重するワイン造りを行っています。
「テロワールやヴィンテージの個性を土壌に語らせ、表現させる。」という言葉は、M.シャプティエのモットーを要約しています。ワインの味わいについて求めるのは、M.シャプティエとしての特定の味わいや一定のスタイルをつくることではなく、むしろ畑によって異なるテロワールの個性や微妙なニュアンスの差が、そのまま写真のように写し取られたワインをつくることなのです。
M.シャプティエの7代目当主、ミシェル・シャプティエは、情熱とエネルギーに満ち溢れ、固い信念と高い志に導かれたカリスマ的ワイン醸造家として世界的に知られた人物です。彼が1991年にM.シャプティエを引き継いで以来、そのワイン造りの中で最も重要な役割を果たすようになったのが、ビオディナミ農法です。
現在、M.シャプティエはエルミタージュ、サン ジョゼフ、コート ロティ、コンドリュー、クローズ エルミタージュの北部ローヌはもちろん、南部のシャトーヌフ デュ パープにいたるまで、約350ヘクタールの自社畑を所有しています。その全ての畑がエコセールによる有機農法認証を受けており、多くの畑でビオディナミ農法が実践されています。畑のテロワールに特徴的な細菌類がよく繁殖するよう、殺虫剤や除草剤は一切使用していません。畑では植物対植物、昆虫対昆虫、そして植物対昆虫といった多くの競合関係が発生しますが、これは自然界では当然のことであり、これによって自然のバランスが保たれているのです。収穫は全て手作業で行われます。またこれ以外に長期契約の栽培農家から買い入れるぶどうを含めて、ローヌのあらゆるアペラシオンのワインを生産しています。
M.シャプティエのワインの卓越性は、エルミタージュ(シラー)、シャトーヌフ デュ パープ(グルナッシュ)、クローズ エルミタージュ ブラン(マルサンヌ)等のローヌ品種を単独で100%使用し各ぶどう品種が畑の持つ特徴を最大限に表現するワインに、最も顕著に現れていると言えます。
M.シャプティエは1996年から、ワイン ラベルに点字を加えました。これは伝説的なものではなく、エルミタージュの畑の歴史に基づいたものです。モーリス・モニエ・ド・ラ・シゼランヌは、エルミタージュの一つの区画のオーナーですが、最初に点字をラベルに使ったがシゼランヌ家です。又、シャプティエ家の友人に、ことのほかエルミタージュ ブラン シャンタルエットが好きな盲目のフランス人歌手がおり、「いつもテーブルの上にこのワインがあることが確かめられれば」と言ったことが始まりだとも言われています。M.シャプティエは、これによって、視覚に障害を持つ方々を含めた全てのワイン愛好家にワインを届けたいという思いを現しています。
M. シャプティエ社はエルミタージュ、サン・ジョゼフ、コート・ロティ、コンドリュー、クローズ・エルミタージュの北部ローヌはもちろん、南部のシャトーヌフ・デュ・パープにいたるまで、350ヘクタールの自社畑を所有しています。また、南オーストラリアには、1995年に購入して1998年が初ヴィンテージとなるマウント・ベンソンというドメーヌを80ha所有しています。
《ワイン造り》
ミシェルが醸造に手がけるようになって以来、M. シャプティエ社のワインは大きく発展を遂げました。しかしながら、ワイン造りは伝統を踏襲し、今なお、12600リットルの大きな木製桶で赤ワインの発酵を行い、醸しも人間の足踏みです。彼らの注目点はむしろ、醸造所の中よりも、ブドウ畑にあると言ってよいでしょう。まだその評価が定まる以前から、究極の有機農法といわれているバイオ・ダイナミック農法を実践し、今日、自社畑で生産されるワインはすべて公的にオーガニックワインとして認められています。ミッシェル・シャプティエは、現在、バイオ・ダイナミックを実践する欧州ワイン生産者協同組合の副会長を務めています。
《点字ラベル》
1995年ヴィンテージから、点字表記のラベルを採用しています。これはシャプティエ家の友人に、ことのほかエルミタージュ・ブラン・シャンタルエットが好きな盲目のフランス人歌手がおり、「いつもテーブルの上にこのワインがあることが確かめられれば」と言ったことが事の始まりでした。
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ルーシー・マルゴー
料理人としてホスピタリティ マネジメントのキャリアをスタートさせたアントン ファン クロッパーですが、10年以上に渡るその経験の中で多くの偉大なワインに出会い感化されたことから、自らの手でブドウ造りをする意思を固めました。アデレード大学で醸造学と農業科学を学び、首席で大学を卒業し学位を取得しました。
大学卒業後はしばらく世界中を旅しながら、ドイツ、ニュージーランドそしてアメリカのオレゴン州でワイン造りに携わりました。幸運なことにワイン造りに対する概念を打ち破るような機会を与えてくれた多くのワインメーカーと働くことが出来、オレゴンのドメーヌ セリーヌで働いていた頃には、偉大なワインとは、ブドウが生まれ育った環境や畑の声を表現するもので、その表現を損なうような醸造からは退屈なワインしか生まれないという考えに至っていました。アントンは優れたワインメーカーはブドウ畑の一区画毎の違いや声に耳を傾け、熟知していなければならないと思っているのです。
アントンは2002年に妻のサリー、娘のルーシー マルゴーと共に、アデレード ヒルズの16エーカーのチェリー果樹園を購入し、自らのワイナリーを立ち上げました。アントンとサリー、娘のルーシー マルゴーが目指すのは自らの個性と共生する自然を表現するワインです。それを最高レベルで達成するために、人工・自然にかかわらず酵母、バクテリア、酸、糖など一切の添加物を加えません。アントン曰く、ワインメーカーは芸術家になるのか化学者になるのかを選ぶことが出来る、と。彼は、ワイン造りは職人の手工芸品だと信じており、アントンの下す全ての決断は、ワインが持つ真のアイデンティティを発揮させることを目的に、ワイングラスと伝統的な手法に助けを借りてなされているのです。アントンはジェームズ アースキン(ヤウマ)、トム ショブルック(ショブルック)、サム ヒューズ(オーストラリア ナチュラル ワイン界の第一人者:故人)と共にオーストラリアで最も革新的な新世代ワインを作る“ザ ナチュラル ワイン セオリー”にも属しており、今世界で最も注目を浴びるアーティストなのです。
from Ned Goodwin MW:
アントン ファン クロッパーは心の通ったハグと豪快な笑いで我々を迎えてくれるんだ。彼は自分と、ナチュラル ワイン セオリー のワインに新たなリリースがある度に自らの狩猟話を交えながら、ワイナリーに遊びに来た地元のソムリエやワイン愛好家たちにゆっくりとワインを振る舞う。自らの手で狩った獲物をさばき、仕込み、ワインと共に提供する。言わばジビエのお祭りだ。アントンは自分のワイナリーを立ち上げる前はシェフだったから、そんな作業は当然お手の物ってわけなんだ。ルーシー マルゴー ワインの中でも、ドメーヌ ルッチは彼が作る最高級ワインに使用するようなブドウとは違うブドウを使っている。でもそれは、訪れる人を暖かく迎え入れるようなぬくもりと素朴感がある。畑だって、そこでワインを飲み続けたくなるような雰囲気がある牧歌的な場所なんだ。アントンのワインは、必ずしも自社畑で収穫するブドウから造られているのではなく、契約農家が丹精込めて育てた多くの単一クリマのピノ ノワールから造られている。それは「場所は味わいによって定義されるもので、線で引かれた区画に限定されるものではない」というアントンの言葉を象徴しているんだよ。
今、世間を賑わせてるこのワインをぜひ試してもらいたいんだ。メリハリがあって、快活で。そして新鮮でファンキーな彼のワインは今地球上で最も熱いワインの一つだよ!
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希少ウイスキー入荷しました
ザ・グレンドロナック 19年 1994/2014 オロロソ・シェリー・カスク 55.4% 366/568
ザ・グレンドロナック グレンデュワー 24年 オロロソ・シェリー・カスク 48.9% 535/600 -
ルーシーマルゴー
ルーシーマルゴーはアントンファンクロッパーが愛娘ルーシーマルゴーの名前を冠して設立したワイナリーです。元シェフにしてアデレード大学醸造家の主席レベルで卒業した天才。彼が生み出すワインは現在オーストラリア国内にとどまらず世界中でセンセーションを巻き起こしています。
糖度計やその他の機械類で測定された数値には一切頼らない彼のワイン造りはシンプル。収穫期には毎日10kg近くブドウを食べるという程に果実の味わいから齎されるインスピレーションこそが彼のワインのスタイルを決定するのです。
収穫された葡萄はすべて野生酵母で発酵。温度コントロールも行わないために出来上がるワインは毎年味わいが違います。加えて毎年収穫されるブドウの味わいによってブレンドやキュヴェを造り変えるために、同じスタイルのワインがほとんど作られません。補酸も補糖も行いません。清澄剤やエンザイムといった添加物も一切使用しません。醸造中もSO2も一切使用しませんが、ボトリングの際には35ppmの極わずかな量だけSO2を使用します。(これはもちろん赤道を越えて日本に輸入する上で最低限の責任量だとアントン自身は言っています。)
彼のスタイルはあくまで「あるがまま」。ワインを飲むと彼の奇人的外見とは裏腹に、ピュアで身体に染み入るような優しさが印象的です。
アントン ファン クロッパーは心の通ったハグと豪快な笑いで我々を迎えてくれるんだ。彼は自分と、ナチュラル ワイン セオリー のワインに新たなリリースがある度に自らの狩猟話を交えながら、ワイナリーに遊びに来た地元のソムリエやワイン愛好家たちにゆっくりとワインを振る舞う。自らの手で狩った獲物をさばき、仕込み、ワインと共に提供する。言わばジビエのお祭りだ。アントンは自分のワイナリーを立ち上げる前はシェフだったから、そんな作業は当然お手の物ってわけなんだ。ルーシー マルゴー ワインの中でも、ドメーヌ ルッチは彼が作る最高級ワインに使用するようなブドウとは違うブドウを使っている。でもそれは、訪れる人を暖かく迎え入れるようなぬくもりと素朴感がある。畑だって、そこでワインを飲み続けたくなるような雰囲気がある牧歌的な場所なんだ。アントンのワインは、必ずしも自社畑で収穫するブドウから造られているのではなく、契約農家が丹精込めて育てた多くの単一クリマのピノ ノワールから造られている。それは「場所は味わいによって定義されるもので、線で引かれた区画に限定されるものではない」というアントンの言葉を象徴しているんだよ。今、世間を賑わせてるこのワインをぜひ試してもらいたいんだ。メリハリがあって、快活で。そして新鮮でファンキーな彼のワインは今地球上で最も熱いワインの一つだよ!
ドメーヌ ルッチ ホワイト
アントン流ハウスワインの白バージョン。冷涼気候で名の知れたアデレード ヒルズ産のピノ グリ・シャルドネ・ソーヴィニヨン ブランの3品種によるエキゾチック ブレンドです。添加物は一切せず、古樽で熟成され、12.4%という低めのアルコール度数。柔らかでクリーミーな口当たりとジューシーな味わいが夏の常備ワインにぴったりです。
ドメーヌ ルッチ レッド
ハウスワインの様に気軽に飲めるカジュアル スタイルでサンジョヴェーゼ・ピノ ノワール・カベルネ フラン・メルロのブレンド。500リットルの大樽で一切の添加物を加えずに生まれます。溢れる果実の味わいが魅力的で、危険な程に飲み易い赤ワインです。
ルーシー マルゴー エステート ピノ ノワール
ビオディナミによる自社畑ルーシー マルゴー ヴィンヤードのピノ ノワール。自然との共生・共闘を経て生まれるこのピノ ノワールの生産量は大変低く、生産されるワインも世界中のワイン愛好家垂涎の的となっています。ブドウ畑は自然と完璧に調和しており、非常に珍しい事ですが、殺虫剤や防腐剤の類は一切使用しません。この完璧なバランスはワインの味わいの中にも反映されており、レイヤーが複雑で骨組みが堅固でありつつも繊細でエレガントなピノ ノワールとなります。
ルーシー マルゴー モノミース ピノ ノワール
モノミース ヴィンヤードはルーシー マルゴーにとって白眉、冠を飾る宝石です。アデレードから東に12km程の距離にあるノートン サミット(丘陵地)に広がる8エーカーの土地に植えられたブルゴーニュ クローン(115, 114, MV6)は、その丘状に広がる特殊な地形の恩恵を受けています。朝日の柔らかな日差しで目覚め、適度な湿度に保たれ、醸造家としても名高いパトリック オサリヴァン氏の手によりケアされています。モノミースの完璧な環境で育つ果実が生む味わいは奥深く、繊細で、華やかでありつつも雄大で、ルーシー マルゴーの生み出す卓越したワインの根幹となっています。