ルーウィン・エステート

ウェスターン・オーストラリアのパース近郊、マーガレットリバーで産み出される至高のワイン。

ルーウィン・エステートのアート・シリーズのカベルネ2002年・2003年と、

シャルドネ2002年、2003年が入荷しました。

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■ルーウィン エステート設立まで
マーガレット リヴァーと言えば、ルーウィン エステートと言われるほど、このワイナリーは世界でも有数の素晴らしいワインを継続的に生産することで知られている。ダイレクターであるデニスとトリシア ホーガン夫妻とコンサルタントであるロバート モンダヴィのもと、もともとは家畜農場だった場所からブドウ栽培をスタート。デニス ホーガン氏の「至高の追求」を目指すことにより、ルーウィン エステートは、現在ではオーストラリアを代表するプレミアムのワイン造りを行うワイナリーのひとつになったのである。
1974年に苗木が植えられ、1975年から5年ほどかけて土地を耕すことから始め、区画整理し、ヴィンヤードが作られていった。様々な美術の作品を含む建物がヴィンヤード内に1978年に完成し、1979年には最初のワインが商品として市場に出回るようになっていった。その後、さっそく雑誌「DecanterMagazine」が開催したインターナショナル ブラインド テイスティングにおいて、ルーウィン エステート1980年のアートシリーズ(Art Series)の シャルドネが高い評価をさっそく得、国際的にもスポットライトを浴びるようになったのである。非常に熟練したワイン作りにひたむきなチームメンバーたちは、2代に渡った家族経営によるダイレクションのもと、現在では30カ国以上に輸出するほどまで成長してきたのである。

■ルーウィン エステート ワイナリーの特徴
■ヴィンヤード



ヴィンヤードは年間を通して、環境に配慮し、量よりも質を常に重視している。このため、ルーウィンは常に収穫量を抑えてブドウの品質を高めるなど、ルーウィンの求める栽培方法を実践。 また、強風からブドウのつぼみがダメージを受けるのを緩和するために、ブドウの樹を守るための大規模なプログラムを実践している。例えば、風よけのために背の高い穀物の植物をヴィンヤード内に2列置きに植えている。また、鳥から受けるダメージ、特にオウムからの被害を防ぐために、たくさんのひまわりをヴィンヤードの周辺に植えるなど、これらの環境に配慮する姿勢、行き届いたヴィンヤードの管理・マネージメントのもと、素晴らしいフルーツが実ることが可能となっている。
また、注意深い研究、ブドウの木の移植などのプロセスを経て、ルーウィンのヴィンヤードでは、シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨン ブラン、シラーズ、カベルネ ソーヴィニヨンなど多種多様なブドウ種を生産している。

■ワインメーキング



‘素晴らしいワインは、素晴らしいヴィンヤードから生まれるものである’と言われるように、ルーウィンではブドウ栽培者とワインメーカーが全てのワイン作りのプロセスにおいて、お互い協力し合う事によって、より秀でた素晴らしいワインが造られている。このワイナリーでは、ヨーロッパのワイン作りのテクニックに学び、ワインの生み出す複雑さ、バランスに特に気を配り、ワイン造りを行っている。
また、南半球で最もモダンなワイナリーの一つとして知られているルーウィンは、ワインメーカーにとって心強い最新のテクノロジーが常に使用されている。もちろんワインメーカーの熟練さも世界トップレベルである。彼らブドウ栽培者は、特定の畑、もしくは同じ畑のなかでも特定の区画のみ、あるいはある列のみが、特にカベルネもしくはシャルドネ種にとってベストなブドウが実るかを見分けることができるのである。その特徴に合わせ、醸造家が、長期熟成スタイルのアートシリーズ果実風味豊かな早飲みタイプのプレリュード シリーズなど、どのスタイルにブドウを使用するかを決めていくという非常に高度な技を持ち合わせている。このように近代的なテクノロジーと伝統的なワインメーカーの熟練さが、うまく組み合わされることにより、高く評価されるワインが生まれるのである。

■気候/土壌



この地域は3方を海に囲まれていることから、オーストリラリアのどのワイン産地よりも海洋性気候の影響を強く受けている。年間の最高と最低の平均温度幅は7.6℃程度しかなく、また10月から4月までの期間には年間降雨量の25%のみという非常にはっきりとした地中海性気候となっている。昼夜の気温差ならびに季節間の気温差が少ないため、大切な春の時期に霜が降りることもない。このため年間を通じて暖かさが保たれている。  主な土壌は、花崗岩と片麻岩の砂利が入った砂質壌土から成っており、これら砂混じりの灰色ローム質の表土と粘土質ロームが主である。湿気の多い時の浸透性は非常に良いが、斜面では保水能力が低く問題となり、総体的に見ても保水能力が低いため灌漑が必要な地域である。

■「3シリーズに分けられるルーウィン エステート」
“アートシリーズ(Art Series)”, “プレリュード(Prelude Vineyards)” そして “ジブリングス(Siblings)”の 3つのシリーズにルーウィンのワインは分けられる。

■アートシリーズ(Art Series)



“アートシリーズ”は、ルーウィンのなかでも、最も贅沢な熟成を考慮したワインと言われ、シャルドネを筆頭にルーウィンの顔とも言われている。このアートシリーズのラベルは、毎年、「オーストラリア現代画家コレクション」のなかから選べられており、個性的なラベルとしても良く知られている。これらからもワインを芸術としてみるルーウィンの姿勢が良く現れていると言えるであろう。特に、シャルドネ、カベルネ ソーヴィニヨンはアートシリーズのなかでも傑作品であると国内外で高い評価を得ており、ワインコレクターがのどから手が出るほど人気なワインとなっている。このアートシリーズのシャルドネを飲んで、あるオーストラリアのワイン評論家が評したコメントが「BMWの値段で買えるロールスロイス」。つまり、それほどまでにコストパフォーマンスが高く、その味わいはまさにプレミアムであり、世界のオークションにおいても非常に高い値がつけられているのだ。