Gordon & Macphail's Private Collection ULTRA

1895年に創業された最も歴史の古い老舗の一つで有り、また現在世界で最も知名度の高いボトラー、
ゴードン&マクファイル(以下GM)社。高級デリカテッセンに端を発した同社は、当時からリンクウッドや、グレンリベット、モートラック、ストラスアイラなどの有名な蒸留所と深い関係にありました。
自社で用意した樽に原酒を詰めてもらって独自の熟成を図る、という独立瓶詰業者のパイオニアとしての一面を当時から持ち合わせ、現在でもその安定した高い品質と古酒の品揃えの豊富さは他社の追随を許しません。
そのような中、同社社長のマイケル・ウルクハート氏の勇退を飾るべく、「プライベート・コレクション・ウルトラ」という商品がリリースされました。
上記4種の有名蒸留所の在庫の中から、ウルクハート家の三代目と四代目のメンバーが厳選しており、100年以上続く同家の伝統と継続性、そして世代間の親密さが現れています。
それぞれ総生産本数が55本〜69本という超少量生産品であり、入手の機会は今回しか有りません。

〜 Glenlivet 1952/2014 43.4% one of 69 bottles 〜

このグレンリベットの樽を選んだのは常務取締役を務めたイアン・ウルクハート氏、業務を担当している息子のニール・ウルクハート氏、そして非業務執行取締役である娘のジェニー・ホルズワース氏の三名。
1969年1月までにファーストフィルのシェリーバットで熟成され、その後同様にファーストフィルのホグスヘッドに詰め替えられました。このグレンリベットは、この味わいを理解出来る洗練された繊細な舌を持つ熱狂的なウイスキー信者に捧げられるべき一品。
60年以上の静かな熟成を経て、わずかな量で大きな満足感を得られるウイスキーに変貌しています。

 

〜 Strathisla 1957 / 2014 51.6% one of 61 bottles 〜

GM社の現在の取締役であるマイケル・ウルクハート氏と、同社ブランドマネージャーを務める娘のローラ・ウルクハート氏が一緒に選んだストラスアイラ。熟成年数は57年で、これはGM社がこれまでにリリースしたストラスアイラの中で最長の熟成年数です。まさに比較対象のない正真正銘唯一無二のストラスアイラ。一つだけ言えるのは、一歩進んだウイスキーファンが望む「長期熟成ウイスキー」のイメージにすべて応えてくれるだろう、ということです。忘れられない体験となるでしょう。

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