スカラバス アイレイ・シングル・モルト・ウイスキー30年

スカラバス アイレイ・シングル・モルト・ウイスキー30年

「スカラバス30年」。このボトルは、ただの長熟アイラじゃありません。2013年創業の独立瓶詰業者「ハンターレイン(HL)」社。名門ダグラスレイン社から分かれた一族が立ち上げた会社で、看板ブランド「オールド・モルト・カスク(OMC)」シリーズで知られています。さらに彼らは、アイラ島9番目の蒸留所「アードナッホー」のオーナーでもあり、蒸留からボトリングまで、アイラモルトの魅力を熟知した“真の職人集団”なんです。

そんなHL社が手がける「スカラバス」は、2019年に登場したブランド。蒸留所名を明かさない“シークレット・アイラ”として知られ、その謎めいた素性と驚くほどのクオリティ、そしてデザイン性の高さで、世界中のウイスキーファンを虜にしています。

そしてこの30年熟成。わずか751本だけの限定ボトルです。長い歳月の中でピートの煙は角をとり、潮風のミネラルと熟した果実が絡み合い、まるで深呼吸するように香りが広がる。バタースコッチやレモンゼスト、シナモン、革のニュアンスが続き、余韻は静かに、永く、気高く残ります。

スカラバスとは古ノルド語で「岩の多い場所」。ラベルに描かれた日照計は、探究心を象徴するもの。HL社の理念を映すように、“探す者にのみ見つかる”という言葉が添えられています。
もしこのボトルに出会えたなら、あなたの探究心が導いた一杯となると思います。