甘鯛焼き霜造りの盛り合わせです。
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スタッフ募集
〓 スタッフ募集 〓
楽しみながら仕事のできる人を募集しています。
大阪は北新地にある大人の集う老舗レストラン・バーです。バーテンダーやコック、ホール内でお仕事、接客やサービスをしていただきます。
見習いからスタートして、レベルに応じてスタッフ雇用まで。
当店は、熟成した貴重なウイスキーをはじめ、ワインやカクテルなどお酒の知識がしっかり身につきます。また、夜遅くまで本格的なお料理が楽しめるのも当店の特徴です。コック・調理師希望の方には、フランス料理・イタリア料理・和食・中華など、各種お料理のスキルが身につきます。
本物の価値と経験を。
スタッフになると、さらにバーテンダーや調理師のスキルアップ、例えば、ソムリエを目指している方には、ワインのマリアージュについてさらに詳しく学べます。バーテンダー・ソムリエ・コックを目指している人に貴重な経験をご提供します。
メリット
未経験歓迎 健康保険・厚生年金雇用形態
スタッフ勤務時間
PM3:00〜AM2:00 (休憩・賄い有)アクセス
JR東西線「北新地駅」下車、徒歩5分
地下鉄四ツ橋線「西梅田駅」下車、徒歩5分定休日
日曜・祝日(GW・お盆休み・年末年始)応募方法
お電話にてお気軽にお問い合わせください。セラ・アンフィニィ
受付時間:15時以降TEL : 06-6341-9174
※お電話にて「アルバイト・スタッフ希望です」とお伝えください。 -
ブルーノ・パイヤール
ミシュランから世界最多の星を贈られる天才シェフ、ジョエル・ロブション。昨年末には新たに1つ星が加わり、全部で26個もの星を獲得しています。日本でも恵比寿のレストラン「ジョエル・ロブション」が毎年3つ星評価を獲得しています。
本日は、そんな天才シェフ、ロブションが心底惚れ込んだシャンパーニュをご紹介します。 本人自ら買い付けに足を運ぶ、ブルーノ・パイヤールです。
ロブションほどの人になると「彼のレストランでオンリストされている」というだけで、ワイン生産者にとって大変な名誉です。生産者たちは「ぜひうちのワインを使って欲しい」と、それこそ無料でワインを送ってくるほど。普通のレストランではとても考えられません。
「全ての店で完璧な味とサービスを」と考えるロブションは、ニューヨークやモナコ、東京など、世界中にある自分のレストランへ足を運び、目を光らせています。
お料理はもちろん、リストに載せるワインの1本1本にまでこだわり、自身が全てのワインを試飲して選び抜いているそうです。おかげでスケジュールは1年先までビッシリ。いつ寝ているのか本当に不思議になるほどの激務です。
そんなロブションがスケジュールを無理やり調整し、「うちの店に置かせて欲しい」とパイヤールまで直接出向いたというんですから、すごい惚れ込みようですね。
ロブションなら、電話1本でどんなワイナリーでも喜んでワインを送ってくるのに、わざわざ現地へ交渉に行くなんてよほどのことです。
ロブションにそこまでさせるだけあって、パイヤールの美味しさは本当に見事。飲めば飲むほど「これ、商売になるの?」と不思議になるぐらい手間ひまをかけ、コストをかけて造られているんです。
原料に使われるのは「1番絞り」だけで、残った果汁はすべて処分。1本1本手間を惜しまず丁寧に造っていますから、あのロバート・パーカーも4つ星を贈って大絶賛しています。
生産量のほとんどをロブションが買い占めてしまうためにただでさえ市場には出回らないというのに、パーカーが高評価を贈ってさらに入手困難になりました。
グラスの底から立ち上るきめ細かな泡はまるでネックレスのようにキラキラと輝き、泡が弾けると同時に香りがグラスから溢れ出します。あっという間にテーブルがフルーツや花のゴージャスな香りに包まれます。
香りを嗅いで華やかな気分に浸ったまま一口飲むと、舌を包み込む泡の柔らかいこと! 熟成期間が短いと泡が大きく口の中で弾けますが、パイヤールの泡はムースのように細かく滑らかなんです。長い期間、しっかりと熟成させている証しです。泡が消えて行くのと同時に口の中はフルーツの風味で満たされます。まるで新鮮なフルーツを頬張ったようなボリューム満点の果実味は飲みごたえ抜群です。
シャンパーニュならではのミネラル感がキュッと引き締めますから、口の中いっぱいに広がる果実味はスッと消えて、次の一口がまた美味しくなります。当主:Bruno Paillard
所有畑面積:32haうち12haがグランクリュ。
年間総生産量:約4~500.000本
醸造方法:
第一次発酵では20%樽、残りはステンレスタンクを使用(NPUを除く)。NVに関しては、1985~前年までのリザーヴ・ワインを35~50%使用。【ブルーノ・パイヤール概要】
シャンパーニュ地方で古くからブドウ栽培家兼仲介業を営んでいた一家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年自分自身のシャンパーニュメゾンを設立しました。最も新しく、数少ない自営のシャンパーニュメゾンで、独立したメゾンとしては最も大きい規模を誇っています。
設立当初からドサージュ量の最も少ないメゾンのひとつであり、近年はさらに低く抑え、純粋な味わいを表現しています。
1994年から畑の購入を始め、必要な葡萄の40%をまかなっています。自社畑は有機栽培を行い、除草剤は使用していません。創立者・経営者であり、また実際に自らブレンドを行うブルーノ・パイヤールは、寒い年は南向きの畑の葡萄を使用するなど、気候状況により使用する葡萄の畑を選び、また、その年の葡萄の品質に従いリザーブワインの量を調節(平均35%、最大50%)、毎年一貫した品質を保っています。
技術的にシャンパーニュに最も好ましい地下25Mと同じ環境を地上に再現。光を遮り、温度10.5℃、湿度80%に管理された中で作業されます。純粋でエレガントな味わいは、数多くの有名レストランでサーヴされ、2010年は世界の422件のミシュラン星付きレストランで愛飲されています。
他のシャンパーニュメゾンが大企業の傘下に収まりプロモーションをかけて売り出す現状において、真摯に最高品質を追求するブルーノ・パイヤールは異例ともいえる貴重な存在です。① 戦後唯一のメゾン
② ブルーノ・パイヤール(1953年生まれ)自身がブランド名であり、創始者・現オーナー・ブレンドも監修。
③ 葡萄1㎏あたり500㏄の最も純粋である最初のプレスのみを常に使用。
④ グランクリュ、プルミエクリュの畑でとれた最高品質の葡萄のみ使用。
⑤ シュール・リー熟成期間が法定期間の3~5倍のため、見事な熟成感と繊細さを持つエレガントなシャンパーニュに仕上がる。
⑥ 定温・冷涼なセラーで、発酵がゆっくりと進むため細かい泡が生まれる。
⑦ ワイン本来の姿を大切に保つため、ドサージュは最低限。
⑧ 全ボトルにデゴルジュマンの日付を表示(これはブルーノ・パイヤールが初めて)シャンパーニュ地方で古くから葡萄栽培家兼仲介業を営んでいた一家に生まれたブルーノ・パイヤールは、1981年自分自身のシャンパーニュメゾンを設立しました。 最も新しく、数少ない自営のシャンパーニュメゾンです。 年間平均出荷量は60万本(5万ケース)で、その75%以上が輸出されており、ヴィンテージとノンヴィンテージの高級キュヴェの生産を専門としています。
ブルーノ・パイヤールのシャンパーニュはシャンパーニュ地方産の最高品質の葡萄から、伝統的手法によりオーナー自身の監督のもとに造られます。常に、最も純粋である最初のプレスのみ使用しています。
ブルーノ・パイヤールは3種類のノンヴィンテージと、現在では非常に少量のいくつかのヴィンテージものを生産しています。全て辛口であり、中辛口や甘口は造っておりません。ワイン本来の姿を大切にする為、ドサージュは最低限に控えられています。
有名フランス人シェフ、ジョエル・ロブションはブラインド・ティスティングにてブルーノ・パイヤールに惚れ込み、2週間後には彼のシャンパーニュメゾンを訪れました。そしてブルーノ・パイヤールのこだわり、最高を求める姿勢が彼の食に対するアートと共鳴し、それ以来ジョエル・ロブションのレストランでは常にブルーノ・パイヤールをサーブすると言われる程です。
他のシャンパーニュメゾンが大企業の傘下に収まり、プロモーションをかけ売り出す現在の状況では異例ともいえるブルーノ・パイヤールは、品質が全てだと言えます。厳しい評価で知られるル・クラスマンは創業1981年と歴史は浅いが、シャンパーニュ地方では少なくなりつつある独立した家族経営のメゾンである。
大胆かつ精力的なネゴシアンでもあるブリュノ・パイヤールは、この数年間にフィリッポナやド・ヴノージュを始めとする名立たるブランドを立て続けに買収し、一躍注目を浴びた。
だが目覚しい事業展開の一方で、自らのワイン造りにもきちんと目が行き届いており、ブリュットを主体とした品揃えも充実している。ブルーノ・パイヤール・エクストラ・ブリュット“プルミエール・キュヴェ”
ヒュー・ジョンソンの「ポケット・ワインブック」にも「小規模ながら大きな名声を得ている新進のシャンパン会社。ブルーノ・パイヤールは極めて高水準。」と出ています。
それもそのはず20世紀最高の料理人ジョエル・ロブション氏のパリのレストラン「ラトリエ・ドゥ・ジョエル・ロブション」ではブルーノ・パイヤールのワインのみが取り扱われており ロブション氏の大のお気に入りシャンパーニュです。川口さんおはようございます。
グラスシャンパンのご提案です。
NV Bruno Paillard Extra Brut Premier Cuvee 通常¥4290をグラスシャンパンとしてお使い頂ける場合¥3575までお値引させて頂いております。シャンパンは沢山お持ちかと思いますが、グラスでご 提供頂けませんでしょうか。来月でも構いませんので、ぜひ一度ご検討下さい。
■N/V Bruno Paillard Extra Brut Premiere Cuvee■
上代¥6,500-(税別)
品種:ピノ・ノワール45%、 シャルドネ33%、ピノ・ムニエが22%
温度:8度でサーブ してください。 ドザージュ:6g/L熟成:デゴルジュマン前:3年 デゴルジュマン後:5ヶ月
★ワイン・スペクテーター 91点 2012年11月15日 この引き締まったシャンパーニュには強 さがあり、白桃、切ったばかりの新鮮な林檎、石を感じさせるミネラル、蜜ろうが、良い構造を成して表れる。生き生きとして、フィニッシュ にチョークを感じるセンセーションが続く。飲み頃:2014年‐2019年
★パーカーポイント92 点 eRobertParker.com 203号 2012年11月 ブ リュット・プルミエール・キュヴェの第一印象は予想と期待を超えるものだ。素晴らしく上品なこのワインはレモン、グレープフルーツ、洋 梨、花など多くの香りが感じられる。2年以上の瓶内熟成によってブドウの特徴がよく引き出された最高級のノン・ヴィンテージ。飲む度に感 じられるこの素晴らしさこそブルーノ・パイヤールである。魅力的なシャンパンでエネルギーと活力に満ちている。ヘーゼルナッツ、アーモン ド、菓子パン、そしてミネラルが複雑感を与えている。2012~2017年が飲み頃。今回入荷のボトルのバックラベルには、
After aging for 36 months, this bottle was disgorged in Jun, 2015 and returned to our cellars for a minimum of five months post disgorgement recovery.
と記載されております。
36ヶ月の瓶熟成(シュール・リー)の後、2015年6月に澱引きしました。澱引き後に再びセラーにて最低5ヶ月ワインを休ませております。 -
マッテオ・コレジャ(イタリア・ピエモンテ州)
マッテオ・コレッジアがワイン造りを始めたのは1987年。
当時、ロエロのネッビオーロはステンレスタンクのみで熟成させたフレッシュなスタイルが主流でした。
この地の可能性を信じたマッテオは、より自然な栽培、収量の制限、バリックでの熟成など、徹底したこだわりをもってワイン造りに取り組み、砂の多い土地の個性を反映した華やかでエレガントな、ロエロならではのネッビオーロの個性を感じさせる、見事なワインを生み出します。
その中でも2haの単一畑から生まれるトップ・キュヴェ、ロッケ・ダンプセイは別格。
バローロにも通ずる力強さとロエロならではの華やかな美しさを兼ね備えた傑作です。
1996年のファーストヴィンテージ以来、安定して高い評価をうけ、
ロエロ最上の赤ワインとしての地位を確かなものにしています。
また、スタンダードなロエロも、この地のネッビオーロの個性をしっかりと感じさせる素晴らしいもの!
お手頃価格で美味しいネッビオーロをお探しなら、絶対に見逃してはいけないワインです。
ロエロが、バローロ、バルバレスコと並んで優れたネッビオーロを生み出す土地であることを実感させてくれる、マッテオ・コレッジアのワイン、ぜひお楽しみください!
~輸入元資料より~
当初は色々な果実や畜産が中心だったが、マッテオ氏が高品質ワイン造りに着手した。
当時ロエロ地区は平地部分のアルネイス中心に瓶詰めされていて、大半のネッビオーロやバルベーラはランゲ地区の生産者に売られていた。そんな中マッテオ氏はカナーレ最西端の南向き斜面の1枚畑を購入し、ネッビオーロとバルベーラを高密植で植樹、高品質葡萄栽培を開始。当初はロベルト・ヴォエルッツィオやエリオ・アルターレなどの優良生産者に葡萄の段階で売り渡していたが、1987年、ヴォエルッツィオの勧めで自らボトリングまで行うことを決断。赤ワインとしてのロエロを初めて商標登録させた。その後、エリオ・アルターレなどの助言を得ながら独自のスタイルを確立、一気にロエロ産赤ワインの名声を高めていったが2001年開墾作業中に不慮の事故で帰らぬ人となった。
現在では婦人のオルネッラを中心にマッテオの意思を引き継ぎ、ラ・スピネッタのジョルジョ・リヴェッティ等の手助けを得ながら、その独自のスタイルを維持している。
不思議なことにランゲとロエロ、明らかに味わいに違いがある。どちらの土壌も豊富な石灰分を有しているが、ランゲは黄土の比率が高くなり、ロエロは灰色土の比率が多くなるよう。(東にいくほど表面の砂質が多くなる)特にマッテオ・コレッジアが位置するカナーレの西端は海からの石灰岩と砂質が豊富で6層にもなる複雑な地層となっている。非常に優れたテロワールを有している。畑では除草剤は勿論、トラクターもほとんど使わない為、非常に健全でふかふかの土。雑草は青々と繁っている。
〜 ロエロ・リゼルヴァ ロッケ・ダンプセ 2009年 〜
ロッケ・ダンピセは国立自然公園内に位置します。ロエロの平野部を抜けた丘陵地帯の入り口に位置する畑で、やはり表土は砂質。60%以上が砂質です。しかし、ダンピセは他のロエロの畑とは違います。地表こと砂が多いのですが5mも掘れば黄土層、その下には更に強い粘土、その下には岩盤が通っていて表土こそ違えどランゲにも負けないしっかりとした土壌構成。
『ダンピセはロエロの造り手にとっても今や憧れの畑になりました。マッテオはずっとこの畑の素晴しさに惹かれていて当時の所有者を説得。この畑を手に入れた時のマッテオの笑顔を今でもはっきり覚えています』/オルネッラ
粘土と岩盤の影響を受けてワインはしっかりとした骨格を手に入れています。しかし、ロエロらしい軽やかさ、芳香の豊かさも十分に備えます。この”軽さ”と”深み”の両立こそがマッテオが目指したスタイル。
1985年、マッテオはロベルト・ヴォエルッツィオとエリオ・アルターレと共にブルゴーニュに渡ったそう。各ワイナリーをまわり、その完成度に圧倒されたそうですが、同時にロエロに自信を深めたのだそうです。
『ブルゴーニュワインには当時のイタリアワインとは違うエレガンスがあったのです。それは樽や醸造技術だけではなく、”軽さ”と”深み”の両立でした。』/オルネッラ
ロッケ・ダンピセを飲むとマッテオの目指した”軽さ”と”深み”の両立を体感できるように思います。ロエロだからこそできるバランス。熟成と共に変化していき妖艶さを醸しだすマッテオ・コレッジアのワイン。
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サム・ハロップ
SAM HARROP WINE サム・ハロップ・ワイン
設立/2008年 North Island/ Waiheke Island(ワイヘキ島)
オーナー・ワインメーカー/SAM HARROP
世界的なコンサルタントのサム・ハロップMWが、故国ニュージーランド北島のワイヘケ島で造るワインその名も「セダリオン」。 ハロップMWは2003年、最難関資格マスター・オブ・ワイン(MW)に当時では最年少の31歳でストレート合格。ロンドンで開かれるインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)ワイン審査部門の責任者を務める一方で、スペインのドミニオ・デ・フォンタナ、ワイヘケのテ・モトゥなどのコンサルタントを務める。英国のドリンクス・ビジネスが、2013年に最も影響力のあるワインコンサルタント10人の1人に選びました。また、近年では「Sake Samurai」として日本酒を世界に紹介する担い手としても活躍し、インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)日本酒審査部門でも活躍する。 2013年1月に家族を連れてロンドンから帰国し母国ニュージーランドから新たなチャレンジを。生産本数は各2000本を切るマイクロ・キュヴェのワインを2013年に初ヴィンテージとしてリリース。畑のあるワイヘケはオークランドの東にある島、リゾート地としても人気がありニュージーランドで最も土地の価格も高いエリア。。
セダリオン シングルヴィンヤード・シャルドネ・アラエヴィンヤード・ワイヘキ
SINGLE VINEYARD CHARDONNAY Arae Vineyard Waiheke Island<2014年ヴィンテージ>
シャルドネを生むアラエ・ヴィンヤードは南西の斜面に0.9ヘクタール。粘土と石灰岩の混じる理想的な土壌で海風が強いため、収量はヘクタール当たり26ヘクトリットルと押さえられている。18度の低温で、畑のブドウから培養した自然酵母で発酵。3月15日から27日の間で4度に分けて手摘みで収穫。収量の半分を全房にてバスケットプレスし残りは優しく圧搾。果汁はフレンチオークへ移され11度で3か月かけて醗酵させます。醗酵が終わりに近づくと樽の中を週に一度のペースでかき混ぜ、醗酵中に生じた澱を残したまま9か月の熟成期間を過ごします。熟成は300リットルの新樽35%、1年樽12%、228リットルの4年樽53%で行う。セダリオン シングルヴィンヤード・シラー・ブロック31・イーストエンド・ワイヘキ
Single Vineyard Syrah “Block 31” Eastern End Waiheke Island<2014年ヴィンテージ>
シラーはワイヘケ島東端の険しい段々畑で1ヘクタールからなるブロック31、シャーヴ・クローンとエルミタージュ・クローンを栽培。樹齢は14年。粘土主体の土壌が酸とタンニンの骨組みをもたらしている。シャーヴ52%、エルミタージュ48%の割合でブレンドする。ヘクタール当たり収量は40ヘクトリットル。「シャーヴは果皮が厚くて、房が大きい。スパイシーで、ペッパリー。フェノール、質感、複雑さに優れる。エルミタージュ・クローンはコート・ロティ寄りの畑で生まれた。フィネスがあり、エレガント。私の好みはエルミタージュ・クローン」と。4月7日から19日の間に3度に分けて手摘みによる収穫。全体の80%になる粒選りした葡萄を優しく圧搾、20%は全房で。4日間低温にて保管し、シャーヴ・クローンにはD254酵母、エルミタージュ・クローンにはクロといった異なる酵母を使用。26~28度で醗酵させ1日に2度の手作業による醸しからバランスの良いタンニンの抽出を促す。3種のバッチに分けられた果汁のうち2種マロラクティック醗酵を行う。果皮に漬した果汁は3週間20℃で醗酵。瓶詰めされるまで14か月樽熟成、また澱引きもしない。最終的なブレンドはャーヴ・クローンが52%とエルミタージュ・クローン48%になる。22.5%の新樽と3~5年の古樽を使用しバランスが保たれる。。サム・ハロップ氏
イギリスを中心に活躍するニュージーランド出身(イギリス在住)のワイン・コンサルタントで34歳。
2003年に日本人はおろかアジア人にまだ一人も合格者のいない超難関のワインの資格、マスターオブワイン試験に最初の挑戦で合格。合格に際し、特に成績優秀だった者に贈られるTim Derouet賞を受賞している。
現在は世界各地でワインナリーのコンサルタントの他、ロワール地方全体のアドバイザーもつとめ、南仏に小さな有機農法のワイナリー(ドメーヌ・マタッサ)を共同経営している。
2006年より、世界最大規模のワインコンクール(インターナショナルワインチャレンジ、ロンドン大会)のCo-Chairmanの一人となった。今月(9月)よりCNBCビジネス・マンスリーのワイン関係のコラムも担当。
ハロップ氏は、ロンドンで日本酒の蔵元の日本酒講座に参加したのをきっかけに来日し、京都と静岡の蔵を訪問。日本と日本酒に大変好感を持って帰国した。そしてインターナショナルワインチャレンジのCo-Chairmanに就任当時から、同大会に本格的に日本酒部門をつくり、広く世界に日本酒を紹介する事を計画している。
シャルドネを生むアラエ・ヴィンヤードは0.9ヘクタール。粘土と石灰岩の混じる理想的な土壌。ニュージーランドでは、南島のマールボロ、ワイパラに同様の土壌があるという。海風が強いため、収量はヘクタール当たり26ヘクトリットルと低い。18度の低温で、畑のブドウから培養した自然酵母で発酵。2013は60%のみマロラクティック発酵をした。「PHが3.1と低いので、そもそもマロが起きにくい。乳酸菌のもたらす(バターのような)ジアセチルの香りは多すぎない方がいい。畑の立地を表現し、長期熟成するために、マロ100%は好まない」という。
熟成は300リットルの新樽35%、1年樽12%、228リットルの4年樽53%で行う。300リットルの樽は、ブルゴーニュでも熟成前酸化の防止とフレッシュ感を保つために導入する生産者が増えている。世界の潮流を知るMWらしい選択だ。
シラーはワイヘケ島東端の険しい段々畑でシャーヴ・クローンとエルミタージュ・クローンを栽培。樹齢は14年。粘土主体の土壌が酸とタンニンの骨組みをもたらしている。シャーヴ52%、エルミタージュ48%の割合でブレンドする。ヘクタール当たり収量は40ヘクトリットル。「シャーヴは果皮が厚くて、房が大きい。スパイシーで、ペッパリー。フェノール、質感、複雑さに優れる。エルミタージュ・クローンはコート・ロティ寄りの畑で生まれた。フィネスがあり、エレガント。私の好みはエルミタージュ・クローン」と。セダリオンのワイン造りは利益を度外視している。妻がマーケティングを担当し、ハロップMWが栽培と醸造を1人で行う。コンサルタントで世界を飛び回るから、生産量はこれ以上増やせない。
「このワインは私の『シンパセティックワイン』の哲学の表現だ。妥協したくない。ヘクタール当たり2万5000NZドル(約203万円)の費用がかかるから、1本の原価は13NZドル(約1050円)。英国のBB&Rは2倍の値段をつけてもいいというが、求めやすい価格にしたい。私は倫理と誠実さを大切にしている」
英国の科学畑出身の評論家ジェイミー・グッドとの共著「オーセンティック・ワイン」でも知られるMWが採算度外視で、すべての知識を注ぎこんで造ったワイン。日本と英国のみに少量が輸出されている。