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  • ポール・ジロー

     

    コニャックの最高の産地とされるグランシャンパーニュ地区のブードビル村にポールジローの畑があります。
    ポールジロー家は300年以上続く旧家で、いまもポールジロー氏自ら畑で葡萄の世話をし、原酒の醸造から蒸留さらには熟成瓶詰めにいたるすべての工程を行っています。
    そのようにすべてを手作業で行うコニャックの生産者はポールジロー氏が最後の一人となっています。 (なんと葡萄はすべて手摘みで行うそうです。)
    そんな氏のリリースする数あるボトルの中でもひときわ異彩を放つのがこの「ポールジロー・デキャンター」。
    通常ほとんどのコニャックは複数年の原酒をブレンドすることで均一な品質のボトルを生産するのですが、なんとこのボトルは単一年の原酒をボトリングしています(AOC法の制約上ビンテージ表記はできないのが残念です。)
    いわゆる最良の年の原酒が熟成の極みに到達したときにだけ瓶詰めされるまさに奇跡の銘酒がここにあります。
    グランシャンパーニュでブドウ農家を営む人の多くは、グランシャンパーニュの丘陵が、品質の高いオードビーを作りだすと語ります。そしてその中でもブートビルは特に繊細なアロマを生み出すのが特徴で、この繊細な香りを最高に高めて表現したのが、まさに今回のデキャンタになります。
    1635年にはすでにこの地にジロー家があったという記録があり、脈々と代を重ねてきた感慨深さはもちろん、子供時代からすごした愛すべき土地、故郷として深い愛情と郷愁を感じている、他には変えがたい場所なのです。<p> グランシャンパーニュでも、それぞれの村や周辺の小川や森の位置などによって、出来上がるコニャックは微妙に変わるそうですが、ここで作られるオードビーはとても繊細で、口に含むとエレガントにいくつもの香りが重なりあうのが一番の特徴です。
    そして、大部分を手作業で収穫していることが、大きくその出来に影響しており、これこそがポールジローが他と異なる味わいを作り上げるもう一つの大きな要因なのでしょう。機械化が進み手作業が減ってしまった現代でも、代々伝わる方法に敬意を表し、テロワール、ブドウ、そしてコニャックを作り上げる人、とまさに本質のみを追及してきたポールジローだからこそ表現できる味わいがこのボトルには凝縮されて詰まっています。
    氏が代々受け継いだジロー家の系譜と土地、そして自身のコニャック作りの全ての想いを注ぎ込んだ少量生産の贅沢なデキャンタです。どうぞブートビルの景色に思いを馳せて存分にお楽しみください。

     

    ブランデーといえばフランス産が広く知られていますがその中でもコニャック地方で生産されるブランデーは特に高い評価を受けています。総面積79,600ヘクタールの土地から生まれるコニャックは、芳香豊かなフランスを代表する蒸留酒として、現在でも老若男女を問わず広い世代に親しまれています。高級ブランデーとして昔から有名な銘柄のほとんどは、ここコニャック地方産のブランデーなのです。

    しかし、ワインがそうであるように、コニャック地方も6つの小さな地区に分けられ、ある地区は華やかでフレッシュまたある地区はエレガントなライトボディというように各地区で栽培されるブドウには個性があります。
    その中でも最高峰として知られるのがグランシャンパーニュ地区。
    石灰質の土壌で栽培されるブドウは、アロマが凝縮された非常に良質なコニャックを生み、その良さは長期熟成をすることによって完全に開花するのです。
    そのグランシャンパーニュ地区に、今では残り僅かな貴重な生産者が住んでいます。
    その名はポールジロー。
    ジロー家は400年前からこの地に根ざし、代々農業を営んできました。1800年代の後半からコニャックの生産を始め現在に至るまで高品質なコニャックを生み出し続けています。
    ジロー家のコニャックが貴重なのは、ジロー氏がコニャックに対して抱き続ける「コニャックは自然の賜物」という考えに集約されています。大手メーカーが機械化されているのに対し、彼は全てのブドウを一つ一つ手で摘み、品質を確認します。
    イーストを用いて時間を短縮した醸造ではなく、逐一ようすを確認しながらブドウを自然に発酵させます。
    また、一括して大量に蒸留するのではなく、片時も目を離さず樽に詰めるタイミングを計ります。彼自らが全ての工程を手掛け膨大な時間と労力をかけながらていねいにコニャックを生産しています。
    「私がしていることは特別なことじゃない。代々続いてきたことをやっているだけさ」
    と彼は語ります。
    そして「常にコニャックと向き合うこと、自然に従って決して無理はさせないこと。これが一番大切なのさ」とも。
    コニャックは、ワインと同じくブドウから作られる農産物の一種です。
    画一化、量産化された大手ブランドのコニャックではなく伝統的な製法を頑なに守り続けているジロー氏でなければ作れないコニャックが、ここにあります。華やかで気品のある香りそして複雑に折り重なる味わい。
    それはまるで、ジロー家のあるグランシャンパーニュ・ブートビル村のテロワールをそのままボトリングしたようなコニャックなのです。

    これこそがグランシャンパーニュ地区最高区画のひとつ「ブートビル」の味わいをすべて表現したジロー氏渾身の1本。

    偉大なるコニャック生産者として、これまでもポールジロー氏は様々なボトルを我々日本の愛好家のために届けてくれました。定番の各ラインアップはもちろん、ブドウのポテンシャルを追求した「ビオディナミ」、長期熟成の可能性を探った「ベネラブル」。
    氏の節目となるビンテージの原酒をつめた「キュベスペシャル」。
    そして昨年リリースとなった最高の古酒をつめた「ベリーベリーオールド」。
    どれも素晴らしい作品でしたが、氏がもうひとつ求めてやまない味わいを表現し、日本のコニャックファンのために作り上げたスペシャルボトルが、今日ここに届きました。
    4世紀以上に渡って世代を受け継ぎ、今日まで農場を守り続けてきたグランシャンパーニュでも最高・最良の土地「ブートビル」。
    この土地のテロワールそのものを最高のレベルまで高めたコニャックを作りたい、と最もその味わいを表現した原酒を詰めたのがこのデキャンタです。

    グランシャンパーニュ・ブートビルとは
    グランシャンパーニュでブドウ農家を営む人の多くはグランシャンパーニュの丘陵が、品質の高いオードビーを作りだすと語ります。
    そしてその中でもブートビルは特に繊細なアロマを生み出すのが特徴で、この繊細な香りを最高に高めて表現したのが、まさに今回のデキャンタになります。
    1635年にはすでにこの地にジロー家があったという記録があり脈々と代を重ねてきた感慨深さはもちろん、子供時代からすごした愛すべき土地、故郷として深い愛情と郷愁を感じている他には変えがたい場所なのです。
    グランシャンパーニュでも、それぞれの村や周辺の小川や森の位置などによって、出来上がるコニャックは微妙に変わるそうですがここで作られるオードビーはとても繊細で、口に含むとエレガントにいくつもの香りが重なりあうのが一番の特徴です。
    そして、大部分を手作業で収穫していることが、大きくその出来に影響しており、これこそがポールジローが他と異なる味わいを作り上げるもう一つの大きな要因なのでしょう。機械化が進み手作業が減ってしまった現代でも、代々伝わる方法に敬意を表しテロワール、ブドウ、そしてコニャックを作り上げる人、とまさに本質のみを追及してきたポールジローだからこそ表現できる味わいがこのボトルには凝縮されて詰まっています。
    氏が代々受け継いだジロー家の系譜と土地、そして自身のコニャック作りの全ての想いを注ぎ込んだ少量生産の贅沢なデキャンタです。
    どうぞブートビルの景色に思いを馳せて存分にお楽しみください。

  • 前々世紀の原酒もブレンドされているスパニッシュ・ブランディー

    ◆ヴァルデスピノ ブランディー・ド・ヘレス ファミリー・ヘリテージ ソレラ・グラン・リゼルヴァ(1897~)◆

    平均熟成年数でさえ「50年以上」、19世紀の古酒もブレンドされた長期熟成ブランデー。どこまでも複雑味のある果実香と濃縮したような深い味わい。極上のブランデーだけが表現できる、甘みのエッセンスだけを凝縮したかのような滑らかなで優美な香りと味わい。
    上質の熟成シェリーのような香りが口中を支配した後、濃密で凝縮された熟成ブランデーの味わいが広がります。

      1430年から酒造りを始め500年以上の歴史を誇るバルデスピノ家ですが、1999年に現オーナーにその在庫を全て売却しました。その前オーナーのプライベートストックにあったのがこのブランデーで、19世紀から始まるソレラシステムで作られ、平均熟成年数は50年を越え、100年以上前の古酒も含まれているといわれています。
    2004年に一部をリリースした後、再び眠りについていたものを昨年6年振りにボトリング。さらなる熟成を増した驚異のブランデー、シェリーの風味が溶け込んだ唯一無二の存在ともいえる味わいです。

    “平均熟成で50年以上 19世紀の古酒も含まれたソレラ熟成”
    高品質のシェリーを生産することで定評のあるバルデスピノ社ですが、「レジェンドオブ キューバン ラム」などをはじめ、ソレラシステムを応用した長期熟成蒸留酒も、それ以上の人気と評価をこれまで獲得してきました。
    同社の前オーナー、ミゲル・バルデスピノ氏のプライベートストックでもあった、19世紀から始まるというソレラシステムによって受け継がれてきた秘蔵の銘酒がこの「バルデスピノ ファミリー ヘリテージ ブランデー」です。

    “極上のシェリーと濃厚なブランデーのカラメルのような逸品”
    何十年も熟成したシェリーが持つ、どこまでも複雑味のある果実香と濃縮したような深い味わいに、極上のブランデーだけが表現できる、甘みのエッセンスだけを凝縮したかのような滑らかなで優美な香りと味わい。まるで上質の熟成シェリーを飲んだかのようにシェリーの香りが口中を支配した後、濃密で凝縮された熟成ブランデーの味わいが今度は広がります。
    超良質のシェリー樽で50年を超える眠りについていたブランデーだからこそ表現できる驚異の味わいをぜひ体験してください!

    Bodegas Valdespino / ボデガス バルデスピノ
    1264年、ヘレスをアラブ支配から開放した国王、アルフォンソ十世が領地を分配してブドウ畑を開拓させた時、分配を受けた貴族の一人がアロンソ・バルデスピーノだった。以来ワイン生産に携わり、十九世紀前半に輸出を始め、ずっと一族が経営してきた。
    マチャルヌードという最高の条件のパゴにイノセンテという名の畑を持っている。その名のフィノを熟成するボデガは1700年に建てられたものだった。
    製品はいずれもじっくり熟成されたもので、パロ・コルタドはカラスカルというパゴのもの。
    「ドン・ゴンサロ」は180年前に設定されたソレラのオロロソ。
    VORSの「ス・マヘスタド」は1888年に国王から御用商人として認められた際、記念に選ばれた古いオロロソ六樽から残った二樽のうちの一樽のものだ。
    最後のオーナー、ミゲル・バルデスピーノは樽発酵を続けていた。だがホセ・エステベスに売却されたため、長い歴史を物語るボデガは閉鎖され、シェリーはすべて郊外の新築のボデガに移動された。

  • ボジョレー・ヌーヴォー

    今日から入荷しました12本全部無くなる迄、ご来店頂きましたお客様にお一人様1杯、ヌーヴォーをサービス致します。
    パカレのボジョレー・プリムール
    ジョルジュ・デコンブのボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー
    各6本です。
    お二人でご来店頂き、一杯ずつ頼まれて、味を比べると面白いですよ。 

    パカレは2014年も2本ございますので、此方もご興味のある方は仰って下さい。

    良い造り手のヌーヴォーは一年寝かせるとそれなりの熟成感を感じられて、比べると楽しいですよ。

     

  • 昨夜の逸品

     フォアグラと無花果のサラダ トリュフ添え 

  • リベットとドロナック

    私の好きなモルト2銘柄の新製品が入荷しました。
    どれも美味しいですよ〜。

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  • DRC

    今年のDRCの入荷はこれで全てです。

    年々、少なくなっていきます…( ;  ; )  

  • 12月コース料理メニュー

    12月のお薦めコース料理はメインに当店名物料理ローストビーフをご用意して、
    ちょっと豪華にしてみました。

    1・季節の前菜盛り合わせ
    2・本マグロと本日入荷鮮魚のお造り盛り合わせ
    3・木の子のクリームスープ カプチーノ仕立て フォアグラを浮かべて
    4・香住産本ズワイガニと水菜のサラダ グレープフルーツの香り
    5・天草産活け車海老とホタテ貝柱のカダイフ ソースアメリケーヌ
    6・長崎県大村牛特選サーロインのローストビーフ グレービーソース
    7・本日のアイスクリームとフルーツ

    お一人様 ¥12,960(税・サ込み)
    前日迄にご予約下さい。

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  • ボランジェのダブルマグナム

     ボランジェ・スペクター・ボトルのダブルマグナムが入荷いたしました。

     

  • 11月のお薦めコース

    月替わりのお薦めコース料理のメニューをご紹介致します。

    1・秋大根と鴨ロース煮
    2・北海道根室温根沼(オンネトー)産カキのチャウダー
    3・鵞鳥のフォアグラと林檎のサラダ
    4・天然鮮魚の洋風の逸品
    5・ブータン産マツタケの茶碗蒸し
    6・長崎県大村牛ヒレ肉の「ビフカツ」デミグラスソース
    7・本日のアイスクリームとフルーツ

    お一人様 ¥8,640
    (前日までに要予約)